2022/08/31 更新 2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015 |
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泊駅で本格コーヒーを 朝日の笹川さん 待合室にスタンド 古里で新規開業目指す | ||
朝日町東草野の会社員、笹川孝徳さん(32)が、あいの風とやま鉄道泊駅待合室にコーヒースタンドをオープンさせた。国内外のコーヒー専門店で勤 めた経験を生かし、味わい深い1杯を提供する。「いずれは古里で自分の店を開きたい」と夢を抱く。 笹川さんは朝日町出身。カナダと名古屋市の専門店でバリスタとして計4年間勤め、豆のいり方などの技術を教わった。2021年に帰郷。会社に 勤務しながら、古里で独立した店を構える目標を描いてきた。 2021年8月のお盆に、地元の人たちにコーヒーを味わってもらおうと、ヒスイテラス(朝日町宮崎)でスタンドを臨時出店。好評を博したことに 手応えを感じた。泊駅待合室の売店だったスペースが空いているのを知り、8月11日から同所に出店した。 土、日曜、祝日限定で営業。ブラジルやインドネシア産など数種類の豆をブレンドしたコーヒーを用意する。苦みと飲み応えのある深いりやフルー ティーな浅いりと、いり方による風味の違いも楽しめる。 笹川さんは、本格開業に向けて自分の名前を覚えてもらおうとの思いもある。「いろんな味わいのコーヒーを楽しんでほしい。いずれは地元の人た ちが気軽に立ち寄って休める店を持ちたい」と話している。 |
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掲載日:2022/08/31 | ||
カターレ、後半戦の健闘祈って観光列車で交流 一万三千尺物語でイベント | ||
サッカーJ3カターレ富山は8月10日、J2復帰とリーグ後半戦の健闘を祈願してサポーターとクラブスタッフがあいの風とやま鉄道の観光列車 「一万三千尺物語」に乗車して交流するイベントを開催した。 ファンクラブ会員ら約30人が参加。県内の雄大な景色を見ながら懐石料理に舌鼓を打ったり、左伴繁雄社長らクラブスタッフとの会話を楽しんだ りした。 MF佐々木とFW松岡、FW高橋の県出身選手3人が県内の名所を紹介する車内アナウンスも流された。家族4人で参加した富山市の会社員、南賢 志さんは「料理もおいしく、とても楽しい時間だった。カターレには後半戦も頑張ってほしい」と話した。 |
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左伴繁雄社長と会話する参加者 あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」 |
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掲載日:2022/08/31 | ||
世界一かわいい美術館へ「ようこそ」目印完成 富山 水橋中学生がパネル制作 | ||
水橋中学校美術部が制作したパネルが、富山市水橋伊勢屋の私設美術館「世界一かわいい美術館」に隣接する建物の壁に飾られた。同美術館に訪れ る人の目印にしてもらうとともに、作品を通して水橋中学校の名前を末永く残す。お披露目会が7月23日開かれ、同部員や関係者が郷土愛あふれる 作品を紹介した。 世界一かわいい美術館は、あいの風とやま鉄道水橋駅から近いものの、訪れた人から入り組んだ場所で分かりにくいという声が聞かれる。地元の水 橋町に住む渡辺昭三さん(77)が、同美術館を広く知ってほしいと目印作りを企画した。 水橋地区の小中学校は2026年に統合され、義務教育学校に移行するため、水橋中学校の名前を後世に残したいとの思いを込め同校に制作を依頼 した。 パネルは縦2.7m、横3.6m。2、3年生の部員16人が1年以上かけて絵を描いた。水橋地区を流れる白岩川をメインとし同美術館の和風建築 をモチーフにした市松模様など和柄をデザイン。「世界一かわいい美術館へようこそ」と言葉を添えた。 お披露目会では、渡辺さんが「水橋地区の皆さんに末永く愛されてほしい」とあいさつ。同校美術部長の稲坂愛里さん(3年)が「意見をまとめて大 きな作品を作るのは大変だったけど、達成感を得られた。古里に自分たちの作品を残せて誇りに思う」と話した。 |
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掲載日:2022/08/31 | ||
電車利用で買い物クーポン マルートなど3施設対象 富山ターミナルビル・あいの風とやま鉄道が実証実験 |
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富山ターミナルビルとあいの風とやま鉄道は7月8日から交通系ICカードの利用者を対象に、商業施設の優待サービスを提供する実証実験を始め る。7月31日まで。 定期券を含む交通系ICカードを利用し、あいの風とやま鉄道富山駅で降車した人が対象。同じカードを使い富山ターミナルビルが富山駅前で運営 する「MAROOT(マルート)」「マリエとやま」「とやマルシェ」のいずれかで計3000円以上の買い物をすると、この3施設で利用できる、200円分または500円分のクーポン券がもらえる。 クーポン券の発行にはJR西日本テクシアが開発した専用端末を使う。導入は全国初で、8日までにマルート1階インフォメーションに設置する。 本格運用の時期は未定。 |
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あいの風とやま鉄道富山駅 改札口 富山ターミナルビルの「MAROOT(マルート)」 |
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掲載日:2022/08/31 | ||
黒字確保でも経営厳しく あいの風とやま鉄道 2022年3月期 | ||
あいの風とやま鉄道の2022年3月期決算は、新型コロナウイルスの影響を受けて純損失を計上した前年から一転し、最終黒字を確保した。ただ、 黒字要因は補助金による補填で、主力の運輸事業の収益はコロナ前の水準には程遠い。経営基盤の強化に向けて運賃値上げに踏み切ったが、足元では 流行の「第7波」が急拡大し、先行きは見通せない。 あいの風とやま鉄道の決算は、前年と比べて利用者が回復し増収となったものの、経常ベースでは赤字だった。 あいの風とやま鉄道は新駅・新富山口駅の建設関連を含めて28億1400万円の補助金を受け、赤字をカバーした。日吉敏幸社長は「何とか黒字 を達成したが、まだまだ安心できる状況ではない」と危機感を示す。開業時から先延ばししていた値上げを2023年春に行うことを発表した。 4月以降、利用状況は昨年を上回っているものの、依然としてコロナ前の水準には届いていない。新型コロナの収束は見通せず先行き不透明な状況 が続く。 掲載日:2022/08/31 |
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北日本新聞から |
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2023年春運賃値上げ決定 あいの風とやま鉄道 詳細は12月公表 | ||
あいの風とやま鉄道は、2023年春から運賃を引き上げる。現行と比べ、定期外運賃と通勤定期を6%程度、通学定期を2%程度それぞれ上げる。 区間ごとの詳しい運賃は12月に公表する。6月23日に県民会館であった利用促進協議会で報告した。 同社は、運賃改定を盛り込んだ新経営計画の素案を2021年12月に示していた。利用者を対象にした説明会を経て、今年3月の取締役会で正式 に決定した。 値上げは開業前からの方針で、2019年の消費増税によるものを除けば初めて。当初は2020年春から上げる予定だったが、好調な利用状況を 受け先延ばししてきた。 今後、需要は減る一方、設備の更新や維持・修繕への経費がかさむとして「利用者に一定の負担をお願いする必要がある」などとしている。 |
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掲載日:2022/08/31 | ||
観光案内所 年度末に開所 魚津駅舎へ移転、面積拡大 | ||
魚津市は、あいの風とやま鉄道魚津駅舎内の待合室横スペースに移転する駅前の観光案内所について本年度末にリニューアルオープンさせる。利便 性を向上させ、市の玄関口の機能充実を図る。6月15日の市議会産業建設委員会で、政二弘明商工観光課長が整備案を説明した。 移転に伴って、観光案内所の面積は50uから62.6uに広がる。利用者の利便性を考慮し、駅待合室側と駅前ロータリー側の2カ所に出入り口を 設け、観光案内の応対窓口やパンフレット棚などを充実させる。 レンタル自転車の保管室を併設するほか、デジタルサイネージ(電子看板)や無料Wi−Fi(ワイファイ)の設置も検討。市内の自然をPRする ため、立山連峰の山並みを望むカウンター席も配置する。政二課長は「飲み物なども提供できるよう施設運営者と検討していきたい」と述べた。 今秋工事を始め、既存案内所からの移設を終える2023年3月の本格稼働を目指す。整備費は1730万円。 魚津駅舎内の待合室北側には一時魚源商店が入居していたが利用者の少なさから直ぐに撤退している。駅務室の南側のミラマルシェは地場産野菜も 売っており、魚津駅の売店として機能している。北側は面積も広いため観光案内所しか成り立たない。石動駅、小杉、泊駅でも売店が復活したが直ぐ に閉店となっている。 |
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あいの風とやま鉄道魚津駅舎待合室横のスペース あいの風とやま鉄道魚津駅舎入口 |
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掲載日:2022/08/31 | ||
あいの風とやま鉄道 乗客1億人達成 開業から7年2カ月 | ||
あいの風とやま鉄道は5月7日、2015年の開業からの乗車人数が1億人を達成したことを記念し、富山駅南北自由通路で記念イベントを開き、 |
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白地に青帯 413系ラストラン 旧国鉄時代から36年 | ||
旧国鉄とJR西日本北陸本線、あいの風とやま鉄道で使われてきた車両「413系 新北陸色」のラストランツアーが5月4日始まり、鉄道愛好者 らが36年間の走行に感謝した。5日のツアーで見納めとなった。1986年に製造され、白地に青の横線が特徴。2022年3月のダイヤ改正まで 定期運行してきた。 この日は、事前応募した県内外の85人を乗せ、13時半ごろに富山駅を出発。「ありがとう」と書かれた記念ヘッドプレートを付け、景色のいい 場所で一時停車するなど乗客を楽しませた。魚津、高岡でそれぞれ折り返し、16時ごろに富山駅へ到着した。 運行中のクイズ大会で正解し、つり革を獲得した神戸市の大学生、鈴木孟仁さんは「車両の色やデザインがレトロでいい。なくなるのは悲しい」と 惜しんだ。停車駅や線路沿いでは、住民やカメラを構えた愛好者らが雄姿を目に焼き付けシャッターを切った。 ツアーはあいの風とやま鉄道と北日本新聞社が主催。5日も同じ行程で運行され、廃車となった。 |
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掲載日:2022/08/31 | ||
あいの風とやま鉄道生地駅周辺に社員寮270戸 YKK I-TOWNの概要発表 | ||
YKK不動産(東京)は4月27日、黒部市のあいの風とやま鉄道生地駅周辺のまちづくり「I−TOWN」の計画概要を発表した。2024年ま でに単身の社員寮270戸を建設する予定で、このうち94戸の第1期街区(同市吉田)が同日着工した。このエリア内に市道が新設されるなど、駅 周辺の活性化が期待される。 YKKグループは、黒部市三日市で省エネ街区「パッシブタウン」の整備を進め、あいの風とやま鉄道黒部駅前に単身寮群「K−TOWN」を設け るなど、市内のまちづくりに関わっている。今回のI−TOWNは、YKK黒部事業所に近接する生地駅周辺で計画した。 第1期街区の敷地面積は8505平方メートルで、ホテルアクア黒部を手掛けた「みかんぐみ」(横浜市)が設計し、松井建設(東京)が施工する。 投資額は16億円。木造2階建て11棟を2023年3月に開設する。 設計コンセプトに、周辺住宅と調和した低層住居による街並みの形成、創エネと消費エネルギー削減によるゼロエネルギーの実現などを掲げる。地 域住民が利用できるアーケードや広場も設け、人の行き交いによるにぎわいを創出する。 黒部事業所の出入り口から踏切を経由してI−TOWNへ、さらには県道魚津生地入善線へアクセスできる市道が新たに整備される。YKKグルー プにとって、製造・開発の中核拠点である同事業所のそばに寮を建てる意義は大きく、担当者は「将来的な設備の連続稼働や夜間操業を支える基盤の 構築につながる」と話している。 I−TOWNを巡っては、地域住民らでつくる生地駅周辺活性化促進協議会が駅の移転も求めている。 |
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YKK I-TOWNの整備予定地とイメージ(北日本新聞) あいの風とやま鉄道生地駅ホームからYKK黒部事業所 |
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掲載日:2022/08/31 | ||
「一万三千尺物語」と「雪月花」が初の相互乗り入れ | ||
3月21日と3月25日に、あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」と、えちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花」が初の相互乗り入れ を行った。相互乗り入れは2021年8月に実施する予定だったが、コロナ感染第5波で中止になっていた。 「一万三千尺物語」は特別企画「日本海浪漫紀行」として運行し、富山駅を出発し、沿線住民や鉄道ファンに出迎えられながら、初めて糸魚川駅ま で入線した。 「雪月花」は特別企画「越後・越中紀行」として運行し、直江津駅を出発し、沿線住民や鉄道ファンに出迎えられながら、「立山コース」として初 めて魚津駅まで入線した。帰路は「ひすいコース」として直江津駅へ折り返した。 えちごトキめき鉄道の市振駅と、あいの風とやま鉄道の黒部駅では「一万三千尺物語」と「雪月花」が並列停車して、鉄道ファンをはじめ多くの人 で賑わった。 魚津市の下中島地域振興会は3月21日と月25日、魚津市の早月川河川敷で、富山県内に初めて乗り入れたえちごトキめき鉄道の観光列車「えち ごトキめきリゾート雪月花」を出迎えた。 たえちごトキめき鉄道は、あいの風とやま鉄道と共同で観光列車の相互乗り入れ運行を実施。雪月花は、滑川駅で折り返して直江津−魚津駅間を往 復し、早月川に架かる橋ではスピードを落として通過した。 河川敷では、振興会メンバーらが手や旗を振り、「歓迎」などと書いた横断幕を掲げた。車内から手を振り返す乗客の姿も見られ、村上俊樹会長は 「気持ち良く迎えられた。また魚津に来てもらえたら、うれしい」と話した。 |
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黒部駅でのアテンダント同士の交流シーン(鳥塚亮ブログ) |
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あいの風とやま鉄道「新富山口駅」開業 あいの風とやま鉄道の新駅「新富山口駅」が3月12日、富山市下冨居2丁目に開業した。富山と東富山駅の間に位置する。周辺では住宅地などの 大規模開発事業が進んでおり、将来的な乗降客数は1日2500人を見込む。富山市豊田、広田地域などから市中心部へのアクセスが向上し、人の流 れの活性化が期待される。 同社が設置する新駅は、2018年の高岡やぶなみ駅に続いて2カ所目。JR北陸線から引き継いだ県内区間では21番目の駅となる。所要時間は 4km先の富山駅まで約4分、2.6km先の東富山駅まで約3分。無人駅で、線路を挟んだ東口と西口に簡易自動改札機や券売機を設けた。渡線橋で ホームにつながる。 総事業費は15億4千万円。2019年12月に工事に着手し、2021年3月の完成を予定していたが、新型コロナの影響による作業の遅れなど を受け、工期が1年延びた。 記念式典で日吉敏幸社長が「今後の周辺開発で都市機能の向上が図られる。地域と共に発展する鉄道を目指したい」とあいさつ。駅舎前で平井隆志 北陸信越運輸局長や新田八朗知事らがテープカットした。 |
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掲載日:2022/03/15 北日本新聞から |
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3月12日ダイヤ改正 あいの風とやま鉄道 521系新造車両導入し100%水力電気で運行 あいの風とやま鉄道は3月12日のダイヤ改正をした。富山−東富山駅間に新駅「新富山口駅」が開業し、521系の新造車両AK20編成が導入 された。混雑緩和のため、通勤・通学時間帯の1編成当たりの車両数を413系3両から521系4両に増車した。現行の運行本数は変わらない。 1編成の車両数を増やすのは、6時19分富山発泊行き、7時24分泊発富山行き、18時8分発金沢行き、19時37分金沢発泊行き、21時4 2分泊発富山行きの朝の上下線2本、夜の上下線3本。 一方、利用客の少ない8時27分泊発富山行き、23時5分富山発黒部行きなど計6本はワンマン化する。城端線直通列車は土曜日の運転を取りや める。 糸魚川駅での新幹線への接続を改善するため泊−糸魚川間で列車1本を新設。1時間近くあった乗り換えの待ち時間を半分ほどに短縮する。富山・ 高岡−糸魚川間の直通列車は2往復から1往復になる。これに代わり、えちごトキめき鉄道の直江津−糸魚川間の列車が糸魚川−泊間を延長運転する。 521系の新造車両は北陸電力と県が創設した水力100%の電気料金メニュー「とやま水の郷でんき」でこの車両の電力を賄う。とやま水の郷で んきは、県営水力発電所の電力を活用したメニューで、県内企業が対象。このメニューを導入することで、あいの風とやま鉄道は新造車両に伴う二酸 化炭素排出量を減らし、温暖化防止や持続可能な社会への貢献を目指す。車両は2両編成で定員は約250人。88席と補助席20席のほか、車いす 利用者に対応した洋式トイレなどを備える。ダイヤ改正の12日に、富山−東富山駅間に新設した「新富山口駅」が開業記念式典で新造車両をお披露 目した。 413系AM02編成(新北陸色)は車両検査の期限が迫っており、また、新たに増備された521系AK20編成が営業運転を開始したことから、 同編成の今後の動向が注目される。昨年は413系AM04編成(青単色)が、2021年5月のさよならイベント「ありがとう413系」運転を最 後に引退している。 |
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521系の新造車両 クモハ521-1004+クハ520-1004 魚津駅 クモハ521-1004+クハ520-1004 呉羽駅−小杉駅間 |
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