最終更新日:2019/11/22
最終取材日:2014/10/19

わかぐり
路線:富山地方鉄道本線
舌山  若栗 → 栃屋
所在地:富山県黒部市若栗

若栗駅ホーム

発車した14760系普通電鉄富山行き
 富山地方鉄道若栗駅は黒部鉄道が三日市(現JR黒部駅)から下立まで
開通した1922(大正11)年11月5日に開業した。駅舎はホーム上
の待合室に入り口が付いた構造になっている。片面ホームの無人駅だが
ホームは非常に長い。架線柱の形状が複線用になっているので、かつて
は行き違い可能駅だったらしい。
 列車が停車するホーム反対側には製材所があり、駅近くには黒部市立
若栗小学校
ある。駅の宇奈月温泉側には2005年に訪れた時は無かっ
た新しい住宅が造成地に建っている。住宅を建てる場合、子供が高校へ
進学する時の事を考えると駅近くが人気がある。
 黒部青年会議所は2014年10月4日、地元住民と協力し、駅舎修
繕や掲示板作りなどに取り組んだ。
 若栗駅は老朽化が激しいため、住民の意見を聞きながら修繕すること
にし、約50人が参加、駅舎では壁やベンチにペンキを塗った。若埜ふ
れあいセンターでは、ベンチに置く座布団をはじめ、新たに設ける掲示
板や本棚作りに励んだ。本は地区住民が持ち寄り、電車待ちの利用者ら
に読んでもらうことにした。
 駅西側の山中に大谷ダムと十二貫野湖がある。十二貫野湖は宇奈月ダ
ム湖の上流部に流れ込む尾沼谷川から取水する、十二貫野用水の水を溜
める溜め池で正式名称は中山ため池、中山ため池からの水は若栗駅と栃
屋駅の中間を流れ、黒部川に注いでいる。
 大谷ダムには池を掘った土で埋めた公園に、富山県では珍しいラジコ
ンサーキット場がある。どちらも駅からの道く、最寄り駅は栃屋駅。

舌山駅側からホームへの入口

舌山−若栗間を走る10030系特急宇奈月温泉行き

ホームから舌山駅方向

ホームから栃屋駅方向

駅名標

ホ−ムの待合室

舌山駅側から待合室内

栃屋駅側から待合室内

待合室の時刻表

待合室の運賃表

舌山駅側の踏切からホーム

駐輪場

舌山駅側の踏切

踏切から舌山駅方向

踏切から製材所側

踏切から若栗集落方向

待合室入口から舌山駅方向

ホーム前の製材所

製材所側からホーム

県道14号線から若栗小学校

若栗駅西側の山

大谷ダムラジコンサーキット場

十二貫野湖

発車した14760系普通電鉄富山行き

通過する16010系特急電鉄富山行き

通過する16010系特急電鉄富山行き