下立駅ホームと待合室	停車中の14760系普通電鉄富山行き
下立駅は三日市(現：ＪＲ黒部駅)−桃原(現：宇奈月温泉駅)間の黒部 鉄道が下立まで開通した１９２２(大正11)年１１月５日に開業した。下 立−桃原(現：宇奈月温泉)間は翌１９２３年１１月２１日に開通してい る。 　開業時は下立村であったが１９４０(昭和１５)年に隣の浦山村と合併 して東山村となり、更に１９５４(昭和２９)年７月に東山村、愛本村、 内山村が合併して宇奈月町となっている。２００６年３月３１日に黒部 市と合併し黒部市となった。 　ホームは片面で無人駅、ホームは狭く待合室の前が特に狭い。線路反 対側は下立コミュニティー広場になっている。ホーム上の待合室には綺 麗な座布団が並べられ、ＮＰＯ法人黒部まちづくり協議会によっ季節の 花が生けられている。花は黒部市内の他の駅にも飾られている。待合室 のトイレは撤去され、階段で下立コミュニティー広場のトイレを利用す るように変更された。 　下立地区は旧宇奈月町の中心にあたり、多くの公共施設が立地してい る。駅から徒歩５分の所に統合中学校の宇奈月中学校がある。２００６ 年には旧宇奈月町の全ての小学校が統合され、浦山駅近くに統合宇奈月 小学校が開校した。そのため、駅の傍にあった下立小学校も廃校となっ ている。暫く残っていた校舎は解体され、跡地に黒部市立下立公民館が 建てられた。下立小学校の体育館は残され公民館附属の体育館となり、	外装が更新された。 　下立地区には宇奈月麦酒館裏手に体育館の黒部市健康スポ−ツプラザ がある。 　冬季雪の多い宇奈月では小、中学生の電車通学も見られる。宇奈月中 学校は各学年１クラスで部活動の維持も難しくなっており２０２０年に 荻生駅付近にある桜井中学校に統合され廃校予定となっている。 　中学校の隣に市立図書館を併設する宇奈月友学館がある。歴史民族資 料館は入場料３００円で、藩政時代の愛本刎橋の模型が展示されてい る。更にその隣に道の駅宇奈月麦酒館がある。宇奈月産の大麦を使用し た地ビール工場で併設のレストランでは３種類のビールを味わうことが できる。現在はケルシュ(十字峡)、ヴァイツェン(トロッコ)、ボック(か もしか)の３種類をジョッキ、グラス、ピッチャで楽しめる。特急アルプ スエキスプレスでは３種類の缶ビールを販売している。 　下立駅を使えば運転の心配をせずにビールを楽しめるが電鉄富山から の運賃が高いのが難点である。売店では以前からの瓶ビールに加え、缶 ビールも販売されている。駅から麦酒館までは徒歩５〜８分である。 　宇奈月ビール館では昼食バイキングを行なっているが、春と秋の「く ろワン」ではワンコインふりーきっぷを利用してビール館へ昼食に出か ける人も見られたので、運賃が安ければそれなりに電車を利用する人も いる。
宇奈月麦酒	宇奈月友学館
村社下立神社拝殿	発車した10030系普通電鉄富山行き

ホームから下立口駅方向	ホームから愛本駅方向	ホームの駅名標
待合室の駅名標	ホームへの入口	ホーム入口から宇奈月温泉駅方向
宇奈月温泉駅側端からホーム	狭いホームと待合室	待合室の裏側は下立コミュニティー広場へ
下立口駅側から待合室内部	愛本駅側から待合室内部	待合室の運賃表と時刻表
下立コミュニティー広場への階段	下立コミュニティー広場	下立コミュニティー広場のトイレ
下立小学校跡地の黒部市立下立公民館	黒部市立下立公民館附属の体育館	黒部市立宇奈月中学校 2020年廃校予定
下立神社の表参道	入口の宇奈月麦酒館案内板	宇奈月麦酒館見学コースから
下立駅待合室　　2000/12/09	列車から下立駅　　2000/12/29	到着する16010系　　1999/07/24