最終更新日:2020/11/05
最終取材日:2018/04/01

えちぜんしんぼ
路線:えちぜん鉄道勝山永平寺線
越前開発 ← 越前新保 → 追分口
所在地:福井県福井市新保2丁目608

越前新保駅舎

行き違いするMC6110福井行きとMC6108勝山行き

 越前新保駅は京都電灯福井支社の路線が越前竹原付近まで開通した2年後の1916(大正5)年4月11日に開業した。ホームは島式で狭いが全長にわたって屋根が設置されている。駅舎側1番線が勝山方面2番線が福井方面となっている。駅舎からホームへの通路には警報機と遮断機が設置されている。
 トイレが駐輪場の真ん中に設置されているのが変わっている。有人駅で待合室にエアコン付いている。駅舎福井駅側に隣接してえちぜん鉄道新保変電所がある。
 駅の横を芝原上水が流れている。駅周辺の芝原上水は公園として整備されている。花壇には四季の花が咲き、春には桜並木がみごと。芝原上水は福井藩祖結城秀康が城下の飲料水確保を目的に開いたと伝えられている。この時の用水は九頭竜川の鳴鹿大堰を少し下った松岡駅付近から取水し市内の中ノ郷で外輪用水と内輪用水に分流されていた。この内輪用水が現在の啓蒙地区を通って志比口から城下に入り、武士や町民の生活用水となっていた。
 芝原上水は手足を洗うことが禁止されるなど、様々な決まりが設けられ大事に使用されてきたが1924年に上水道整備されると水路は魚が泳ぐ子ども達の遊び場として親しまれるようになる。2008年に「木と緑のネットワーク整備事業」によって、親水緑道として整備された。現在は旧来の取水口の他、鳴鹿大堰からも取水している。(公園の石碑参照)
 当駅から大和田巡回バス「あおぞらくん」が運行されている。電車到着に合わせ、アピタ・エルパ先回りとワイプラザ先回りが交互に運行されている。えちぜん鉄道がアピタなどの協賛企業の支援を受けて高志観光バスに運行依託しているもので平日は運行本数が少ない。バスはえちぜん鉄道の車両と同じデザインで塗装されている。乗車には当駅で発売している1日フリーきっぷ「あおぞらくん」200円が必要。
 駅近くに駅前に看板が立っている福井県立福井農林高校がある。また、小児科と産婦人科を専門科目とした福井愛育病院福井循環器病院も駅近くにある。
 駐輪場にはレンタサイクルが置かれている。最初、放置自転車を再利用して使用されていたが2010年10月から新車に入れ替えられ、利用料金が無料から1回50円になった。雨天の日以外は電車の利用者なら誰でも借りることができる。越前新保のほか福井口、勝山、福大前西福井、新田塚、あわら湯のまち、三国の各駅でも借りることができる。各駅の自転車も新車に入れ替えられている。


勝山側踏切からホーム

発車したMC5001勝山行き

駅周辺の芝原上水公園   5月

駅周辺の芝原上水公園   4月

ホームから越前開発駅方向

ホームから追分口駅方向

勝山方面ホームの駅名標

福井方面ホームの駅名標

ホームの柱用駅名標

福井方面ホーム

勝山方面ホーム

ホームから改札口

駅舎とホームを結ぶ構内踏切

駅舎の待合室と窓口

駅舎の待合室

駅舎の窓口

越前新保駅舎(京福)  2001/04/08

モハ5001福井行き(京福)  2001/04/08

モハ5001福井行き(京福)  2001/04/08

駅舎入口の銘板

ホームののりば案内

ホームへの階段

ホームへの階段

勝山側踏切から駅舎

高校生用の改札口?

待合室の運賃表と時刻表

待合室の情報案内表示機 

駅前の駐車場

中央にトイレの駐輪場

レンタサイクル 11台貸し出し中

レンタサイクル案内板 

巡回バス「あおぞらくん」

「あおぞらくん」協賛企業

「あおぞらくん」運行経路

えちぜん鉄道新保変電所 

勝山駅側の踏切

踏切から福井駅方向

踏切から勝山駅方向

変電所付帯設備?

市道交差点から駅方向

交差点から越前開発駅方向

交差点から追分口駅方向

芝原上水と越前新保駅への橋 

公園の井戸 飲用不可

駅への橋から福井駅方向

参照の芝原上水解説板

啓蒙子供太鼓と芝原上水

MC6104福井行きとMC6110勝山行き

発車したMC5001勝山行き

発車したMC6110福井行き

到着するMC6106勝山行き

発車したMC6110福井行き

到着するMC6104福井行き

発車したMC6106勝山行き

到着するMC6108勝山行き

MC6110福井行きとMC6106勝山行き