臼中ダムは小矢部川水系打尾川にある農業用ダム。中心遮水ゾーン型ロックフイルダムで1990年10月に県が総工費
102億円で完成。92年11月から供用している。県営土地改良事業でのこの種のダムで全国最大級。小矢部川水系の
灌漑用水は、1967年小矢部川に国営刀利ダムを建設して抜本的に改善されたがその後、圃場整備事業が進み再び水不
足が生じた。このため臼中ダムを建設したもの。小矢部川流域の3945ヘクタールの灌漑用水と新たに福光町南蟹谷地
域、城端町大鋸屋地域409ヘクタールの灌漑用水が確保された。洪水調節の役目もあり、下流1144ヘクタールの農
地・農作物を洪水被害から守る。
向野の桜は南砺市野口地区を流れる山田川の堤防にあるエドヒガン桜の大木です。桜の開花時期は4月上旬から中旬。
城端ダムは山田川(流路延長は19.7km)は、一級河川小矢部川の右支流で、富山県の南西部に位置し、その源を小P
峠及び袴腰山に発し、途中で二ツ屋川、池川、赤祖父川などを合流し、福野町上川崎地内で小矢部川に合流する。この川
は古くからたびたび災害を受けており、地域住民を不安におとしいれた。洪水防御の抜本的対策として上流にダムを築造
し洪水調節をはかるとともに下流河川の改修を併せて行うことになる。城端ダムは、この洪水調節を図るほか、流域の穀倉
地帯の夏期渇水期における水不足を解消するため、その必要量を確保し既得用水の補給を行うなど、流水の正常な機能の
維持と増進を図り、併せて、豪雪地帯の城端町における消流雪用水の確保も図ることを目的として建設された。
臼中ダム(南砺市臼中東島410)諸元・堤頂高68.9m、堤頂長238m、幅10m、総貯水容量695万m3。
城端ダム(南砺市上原字大仏島811)諸元・堤頂高59m、堤頂長216.5m、最大貯水量は300万m3、有効貯水量240万m3。
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