富山魚津線(旧北陸道)の早月川(早月橋)を渡り、魚津市に入ります。左側にはミラージュランド、右側に魚津水族館、
魚津総合公園に、大伴家持の歌碑があります。しんきろうロードへは左折、富山魚津線を進み角川に架かる新角川橋を渡
ってすぐの道沿いに「万燈台」、魚津港方向に進むと、道沿いに「米騒動発祥の地」の石柱、大町海岸公園内には、米騒
動のモニュメント。又、諏訪神社があります。又、近くに、NHKの大河ドラマ「天地人」で有名な魚津城跡(現大町小
学校)がある。魚津港の隣りには、海の駅「蜃気楼」があり、とれたての鮮魚の即売、地元特産物の販売、朝市等々イベ
ントが開催されている。広い駐車場、富山湾を望め、食事等も手軽(休息場所には最適)にできる。当日は、浜のかあち
ゃんの店「幻魚房」で海鮮丼を食べる。
万灯台は慶応4年(1868年)に魚津町奉行小川渡が角川尻に建設、当時は、この地が魚津港でこれが魚津港最初の灯
台として暗夜の航路を守ると共に台中に地蔵菩薩を安置して海上安全を祈願していました。
魚津市には「蜃気楼」「埋没林」「はたるいか」の魚津の三大奇観がある。
魚津埋没林は約2000年前に、海面上昇などが原因で、埋没したスギ原生林の跡と考えられています。昭和30年に国
の特別天然記念物に指定されました。魚津埋没林博物館の開館時間は午前9時から午後5時(入館は午後4時30分迄)
休館日については4月から11月無休。12月から3月は毎週月曜日、祝日の翌日は休館12月29日から1月1日は休
館入館料は一般(高校生以上)510円、小中学生250円。ホタルイカは全長10センチほどの小型の発光イカで3月
下旬から約3ケ月間、沖合い約1kmで青白い光を放つ幻想的なシーンをみることができる。蜃気楼とは本当の景色の上
に逆さの像ができる自然現象。蜃気楼の季節は4月から6月、暖かく晴れて北から微風が吹くような日には対岸の実景が
伸び・縮み・反転する現象が見られることがあります。

再現された旧十二銀行米倉(土蔵造り・木造瓦葺) 米騒動発祥の地・旧十二銀行米倉説明表示板(拡大)
旧十二銀行米倉・間伐材の説明表示板 旧十二銀行米倉(富山湾を背に) 旧十二銀行(現魚津水産)
米騒動発祥の地(石柱) 大町海岸公園(米騒動モニュメント) 米騒動表示板

米騒動発祥の地について
大正7年、魚津の名を全国に知らしめたのが米騒動。大正7年(1918)の7月23日、北海道への米の輸送船伊吹丸
が魚津町に寄港。おりからの米価高騰に苦しんでいた漁師の主婦ら数十人が米の積出をおこなっていた大町海岸の十二銀
行の米倉庫に集まり米の積出をやめるよう要求(このため米の搬出は中止)しました。その夜、百数十人に膨れた主婦た
ちは、町内の米穀商宅に押しかけ移出阻止を求めました。これが時の内閣を総辞職に追い込んだ米騒動の始まり。米騒動
のモニュメントの台座の部分は、美しい魚津の海岸をイメージ、ビー玉や貝殻で砂浜をモザイクタイルで富山湾の海の青
さを表現。

万燈台(角川河口近く) 万燈台説明表示板 諏訪神社
大町小学校校庭にある魚津城跡標柱・石碑 魚津城跡説明表示板
魚津城跡の大町小学校 魚津城跡に輝く大町小学校表示板 史蹟明治天皇魚津行在所石柱
大伴家持歌碑(魚津総合公園) 大伴家持歌碑(説明表示板)
早月川河口より立山連峰(1月) 河口からのミラージュランド 魚津水族館
魚津市街地を望む 海の駅・蜃気楼 海の駅・蜃気楼内食事処
幻想的なしんきろうの眺め・案内板 蜃気楼展望地(県道2号線) 蜃気楼展望地
蜃気楼展望地からの富山湾 魚津埋没林博物館 魚津埋没林博物館正面入口

                                                               
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資料
地元発行の観光パンフレット及びHP等
「富山大百科事典」              1994年(平成6年)初版発行  発行所 北日本新聞社
「富山県歴史の道調査報告書・北陸街道」1980年(昭和55年)発行・富山県教育委員会(編集)・富山県郷土史会(発 行