最終更新日:2019/12/20
最終取材日:2019/05/26

まがえ
路線:北陸鉄道石川線
野々市工大前 ←   馬替   → 額住宅前
所在地:石川県金沢市馬替3丁目

馬替駅ホーム

到着する7000系7200形第2編成普通野町行き
 馬替駅は石川鉄道の新野々市−鶴来間が開通した1915(大正4)年
6月22日に開業した。最初は軽便鉄道だったが1921(大正10)年
8月1日に改軌電化された。片面ホームの無人駅。
 1990(平成2)年に7000系導入によりホームの嵩上げが行わ
れ、待合室と上屋が設けられている。次の額住宅前とは、約500mで
ホームから県営額住宅のアパー群が見える。駅のすぐ近くに馬替神社が
ある。馬替神社には大きなタブノキとイチョウの木があり駅からも見る
ことができる。
 馬替の地名の由来は、馬を売買する馬市が立ったところの意であると
言われ、馬市が立ち、いつも馬飼がいた所で馬飼を馬替としたものらし
い。また、加賀国の駅馬があって、ここで馬を乗り継がれた、さらには
冨樫氏の乗馬を新馬に取替えたなどともいわれている。
 室町幕府の守護冨樫氏の本拠地であった野々市付近には他にも三日市
(金沢市三日市町)、八日市(金沢市八日市町)などの地名が残っている。
 線路と道路の間に小川が流れているが、九艘川(くそうがわ)と言い、
その昔は舟が九艘も並んで上った広い川で、九艘川を上る舟は石灰を積
んで鶴来の手取川から取水する七ヶ用水の支流の碇川に出たという言い
伝えが残っている。
 九艘川は諏訪川とも呼ばれ、その名は額住宅前駅裏手の野々市町矢作
にある藤岡諏訪神社に由来するらしい。馬替駅の鶴来側に医療法人社団
扇翔会の南ヶ丘病院
がある。
 守護冨樫氏の館は石川線の野々市工大前付近にあったと言われ野々市
工大前駅傍に冨樫氏館跡の碑が立ってる。
   

ホームから馬替神社のタブノキとイチョウが見える

発車した7700系普通鶴来行き

ホームから野々市工大前駅方向

ホームから額住宅前駅方向

駅名標

ホームへの入口

入口からホーム

駐輪場

ホームの待合室

ホームの待合室内部

待合室の時刻表と運賃表

ホームから階段

7200形野町行きから馬替駅

野々市工大前駅側の踏切

踏切から野町駅方向

野町駅側の踏切

鶴来駅側の歩行者用踏切

額住宅が見える

馬替神社

停車中の7100形第1編成普通加賀一の宮行き

発車した7100形第1編成普通鶴来行き

発車した7200形第2編成普通野町行き