観光列車から鐘釣駅舎	到着する宇奈月行き観光列車
黒部峡谷鉄道は夏の観光シーズンは列車本数が多く、途中各駅で行き 違いが行われるが、乗客を扱っているのは宇奈月、黒薙、欅平、鐘釣の ４駅のみで、ほとんどの人が終点の欅平まで乗車するが、最近は旅行ス ケジュールの関係から、ここ鐘釣まで利用する団体客が多くなった。 　１９３０(昭和５)年開業でホームは相対式で欅平方面ホームとは地下 道で結ばれている。ほとんどの列車がここで行き違いする。 　鐘釣駅はようやく平坦な区間を作って行き違い設備が設けられた為、 停車場の両端から直ちに勾配が始まるため列車の長大編成化にともなう ホーム有効長の延伸ができずやむなく上下線とも衝突待避用の安全側線 部分にまでホームを延伸している。	鐘釣駅に進入した列車は本線とのポイントを越えて安全側線上に入っ た状態で停車し客扱いの終了後一旦ポイントの手前まで後退してから出 発するという運行方法が採られている。 　駅名の鐘釣は付近にある釣鐘状の東鐘釣山、西鐘釣山から由来してい る。駅から河原に下りて少し上流に鐘釣温泉がある。河原に露天風呂が 作られている。岸には女性専用の脱衣場と岩風呂もある。 　入浴は無料だが入浴するには宇奈月駅前の駐車料金９００円と黒部峡 谷鉄道の往復運賃２８２０円が必要。対岸には万年雪がみられ、下流の 河原に巨大な岩がある。
観光列車から東鐘釣山	観光列車から河原の万年雪
巨岩が見られる鐘釣駅付近の黒部川	ほとんどの列車が行き違いする

観光列車から猫又駅方向	観光列車から小屋平駅方向	宇奈月方面ホームの駅名標
欅平方面ホームの駅名標	宇奈月方面ホーム	欅平方面ホーム