最終更新日:2016/01/19 最終取材日:2015/07/26 |
かまがふち 路線:富山地方鉄道立山線 下段 ← 釜ヶ淵 → 沢中山 |
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所在地:富山県中新川郡立山町道源寺 |
釜ヶ淵駅舎 |
到着する16010系普通電鉄富山行き |
富山地方鉄道立山線釜ヶ淵駅は立山鉄道が立山(現在の岩峅寺)まで開 通した1921(大正10)年3月19日に開業した。駅舎は当時のもの が使われている。2007(平成19)年3月に駅舎がリニューアルされ 立山町によってトイレが改築され水洗化された。2010年11月には 立山町によってパーク&ライド駐車場が立山駅側に整備された。 立山鉄道は軌間762mmの軽便鉄道だったがすぐに1067mmに 改軌され電化された。かつては行き違い可能駅だったが現在は片面ホー ムの無人駅でありホームの向側にはかつてのホームと線路跡が残ってい る。廃ホームには釜ヶ淵駅をよくする会により、ふれあい花ホームとし てプランターが並べられている。 駅名表示板の下に書かれている越中瀬戸焼は北陸地方でも最も長い歴 史を持つ陶窯で、大正期に一度途絶えたが地元有志により復活し現在5 人の作家が受け継いでいる。 釜ヶ淵駅から2kmほど東の立山町瀬戸地区に400年以上の伝統を もつ越中瀬戸焼と農業の「陶農一体」とする文化を伝えることを目的と した陶農館があり、5人の作家の作品展示販売し、陶芸体験や絵付け体 験ができる。 |
もう一つ、一夜泊り成工日王というのが見えるが、駅名表示板が擦れ ていたため、塗り直したペンキ屋さんが見たとおりに書き直したものら しい。正しくは成正霊王のはず。 これは釜ヶ淵駅から西へ2kmの立山町泊新にある一夜泊稲荷神社に 祭られている佐々成政のことで、昔、佐伯有頼が白鷹を追って立山を開 山した折りに、この泊の地で一夜を過ごし大願成就を祈念したところと 言われており、戦国の武将佐々成政が病気になり、家来がここでお祈り したところ病気が治ったと伝えられている。毎年4月26日には一夜泊 稲荷神社春季祭礼が行われる。 駅から100m東を走る県道沿いに釜ヶ淵小学校、釜ヶ淵保育所、J Aアルプスの倉庫がある。 この県道は立山駅まで続いているが道幅が狭く立山へと向かう観光バ スなどは岩峅寺の手前までは、1kmほど東側の道路を走る。 ホームからは立山連峰が見える。駅反対側の末三賀地区には砺波平野 と同様に散居村が見られる。 |
廃止ホームからホーム |
発車した14760系電鉄富山行き |
ホームから剱岳 |
ホームから立山 |
散居が見られる末三賀地区からの立山連峰 |
ホームから立山駅方向 |
ホームから電鉄富山駅方向 |
駅名標 |
2000年頃の駅名標 渕は誤り |
ホーム下段駅側端から |
ホーム沢中山駅側端から |
駅舎の待合室 |
駅舎入口 |
駅舎銘板 |
一夜泊神社 |
一夜泊神社由緒書き クリック拡大 |
越中瀬戸焼陶農館 |
ホームの上屋 |
ホームから「ふれあい花ホーム」 |
廃ホームは「ふれあい花ホーム」 |
立山駅側から駅全景 |
駅舎からホームへの出入口 |
待合室の季節の花 |
待合室の時刻表と運賃表 |
待合室の本棚 |
ホームへの通路 |
ホームから通路 |
駐輪場 |
パークアンドライド駐車場 |
立山町が改築したトイレ |
駐車場前の農協倉庫 |
駅舎前から駅前通り |
パークアンドライド駐車場案内板 |
駅舎前から立山駅方向 |
駅舎前から寺田駅方向 |
ホームから毛勝山・釜谷山・猫又山 |
末三賀地区から薬師岳 |
発車した14760系立山行き |
発車した16010系立山行き |
到着する16010系電鉄富山行き |
到着する14760系電鉄富山行き |
発車した14760系電鉄富山行き |
到着する10030系立山行き |