最終更新日:2019/12/22
最終取材日:2011/10/01

ほうだつ
路線:JR西日本七尾線
免田 ← 宝達 → 敷浪
所在地:石川県羽咋郡宝達志水町小川リ−14

東口駅舎

発車した415系普通金沢行き
 宝達駅は七尾鉄道が七尾まで開通した1898(明治31)年4月24
日に開業した。ホームは相対式2面2線で西口駅舎側が1番線で七尾方
面、跨線橋を渡って東口駅舎側が2番線で金沢方面となっている。1番
線の1線スルーになっており、特急列車は上下とも1番線を通過する。
 西口駅舎は簡易依託駅で営業時間は6時30分から17時まででB−
POS端末が設置されている。指定券も依託駅員が手書きだが発券する
ことができる。
 東口は1996年3月に完成した新しい建物で町のコミュニティ施設
も兼ねている。設計はジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社が行
なった。大規模なパークアンドライト駐車場と駐輪場があり、朝夕の通
勤、通学時間帯のみ駅員が配置されている。
 駅名は南東にある宝達山637mに由来している。宝達山は能登地方
の最高峰で、山頂からは能登・加賀・越中を望み、白山、立山の勇姿と
富山湾や日本海の水平線が展望できる絶景の地となっている。
 山麓には近年スギやアテ等の針葉樹造林地が多くなっているが、山頂
周辺の水源水源涵養保安林には、能登地方では稀となったブナを始めミ
ズナラ、コナラ、シデ、オニグルミ、カラスザンショウ、トチノキ等の
広葉樹の大木がうっ蒼と繁り、キンキマメザクラ、ユキツバキ、トクワ
カソウ、オクノフウリンウメモドキ、ヒトツバカエデ、、ウスバサイシ
ン等の特有植物も見られ、樽見滝や五番滝が趣を添えている。
 宝達山の名は天正年間からの宝達金山に由来する、現在も採掘抗跡が
残っている。また、山頂には手速比盗_社の奥宮が祠られており地域住
民の信仰の地となっている。アサギマダラの中継点としても有名で、地
元の小学生が宝達山でマーキングしたアサギマダラが遙か遠方で発見さ
れている。
 駅西側には宝達志水町役場、中央公民館、図書館など町の施設があり
北西約500mに石川県立宝達高校がある。駅の金沢寄りを宝達川が流
れており、このあたりでは天井川となっていて七尾線は川の下をトンネ
ルでくぐり抜けていてホームからも見える。
 駅前の金沢駅側に和菓子店の松月堂があり、短時間の間に次々と客が
車で訪れていた。何処の町でもシャッター通りとなった商店街でも和菓
子店だけは生き残っている。和菓子店も現在では、ほとんどの店が洋菓
子も製造販売している。
  

西口駅舎

駅の南東にある宝達山637m

1番ホームの免田駅側端からホーム

天井川の宝達川トンネルを潜る金沢行き

1番ホームから免田駅方向

1番ホームから敷浪駅方向

金沢方面2番ホームの駅名標

七尾方面1番ホームの柱用駅名標

1番ホーム駅名標と通過注意

柱用駅名標

金沢方面2番ホームから敷浪駅方向

七尾方面1番ホームから敷浪駅方向

七尾方面2番ホームから1番ホーム

1番ホームから東口駅舎

1番ホームから跨線橋

跨線橋から宝達駅方向

跨線橋から敷浪駅方向

跨線橋から免田駅方向

西口駅舎の改札口

西口駅舎の窓口

西口駅舎の待合室

ホームから東口駅舎入口

東口駅舎の待合室

東口駅舎の券売機

東口駅舎ギャラリーは夏期写真展

列車接近警報表示機

窓口上の運賃表

西口駅舎窓口の時刻表

西口駐輪場

西口駐車場の看板

西口駐車場

西口の和菓子店松月堂

西口駅舎前バス停

駐車場から西口駅前

西口の七尾駅側から宝達駅

東口駅舎

東口の駅銘板

東口の小公園

東口の駐輪場

東口のパークアンドライド駐車場

東口の七尾駅側の駐車場

発車した415系普通七尾行き

到着する415系普通小松行き

発車した415系普通小松行き