越中大門駅舎	到着する521系金沢行き
越中大門駅は北陸本線全線開通後の１９２１(大正１２)年１０月１５ 日に高岡−小杉間の新駅として開業した。 　２０１５年３月１４日の北陸新幹線金沢延伸開業によりあいの風とや ま鉄道に移管された。移管後もＪＲ西日本金沢メンティックの委託駅員 が配置され、窓口営業時間は７時〜８時５０分、９時１０分〜１２時、 １３時〜１５時３０分、１５時５０分〜１９時３０分となっている。 　ホームはＪＲ型配線で駅舎側１番線が高岡、金沢方面、２番線は使用 されないが線路維持のため１日１本高岡行きが使用し、３番線が富山、 泊方面となっている。２０１５年３月１４日に北陸新幹線長野−金沢間 開業に伴い、あいの風とやま鉄道に移管された。現在は射水市となって いるが越中大門駅は大門町ではなく大島村(後に町制施行)にあった。 　富山県立大門高校の最寄駅で平日は多くの通学生で賑わう。駅から 大門高校までは２kmと遠い。また高岡向陵高校へも越中中川駅と共 に最寄り駅となっており、駅前に大規模な駐輪場がある。 　駅北側には日本電工北陸工場と東洋紡庄川工場がある。駅から１km 高岡よりに庄川に架かる鉄橋があり、ホームで富山行きの列車を待って いると轟音で列車の接近が判る。上流側上り線が旧来の鉄橋で、下流側 の下り線鉄橋は１９６３年の複線化で新設された。上り線の越中大門駅 側に煉瓦造りの橋脚が残っている。	駅前には射水市の駐輪場とＪＲ西日本、射水市、ＪＡいみず野の月極 め駐車場がある。駐車場はパークアンドライド用で休日は閑散としてい る。ＪＲ駅の無い新湊地区からのコミュニティーバスが万葉線越ノ潟駅 から新湊地区の市街地、大門高校前を経由して越中大門駅へ乗り入れて いる。このバスは廃止された加越能バスの代替もしている。コミュニテ ィーバスは平日９便休日５便運行されている。 　朝の快速便は越ノ潟−越中大門駅間を３７分で結んでいる。その他に 第一イン新湊前から越中大門駅経由して大門高校線が平日８便、休日５ 便運行されている。 　駅前に円形の植栽があり、その一部に洪水水位標柱が立っている。 １９３４年に発生した大水害で水がここまで達した事を示している。庄 川水害６０周年記念で１９９４年に建てられている。庄川は１７１４年 の加賀藩主前田綱紀が中田川へ１本化するまで幾筋にも分かれて流れて いた。中田川、千保川、荒俣川、中村川、野尻川などで、すべて小矢部 川に合流していた。一番下流で小矢部川に合流していたのが中田川で高 岡市吉久で小矢部川に合流していたが、１９００年〜１９１２年にかけ て河道を変更する工事が行われ、現在の姿となった。１９３４年の大水 害を契機に大規模な治水工事が行われ、それ以降は堤防の破損はあるが 本流の決壊は発生していない。
富山駅側からホームと跨線橋	通過するEF510-15牽引のコンテナ貨物列車
庄川右岸堤防から あいの風とやま鉄道線庄川橋梁	庄川右岸堤防から あいの風とやま鉄道線庄川橋梁 高岡駅方向