小杉駅ホーム	発車した10030系普通電鉄富山行き
上滝線小杉駅は上堀駅−布市駅間に、２００３(平成１５)年３月２５ 日に開業した。 　富山地方鉄道が新駅を開業するのは、１９５８(昭和３３)年に同じ上 滝線で朝菜町駅を開業して以来４５年ぶりで、新駅の所在地は富山市小 杉地区で上堀駅から６００ｍ、布市駅から５００ｍの地点。富山市中心 部からは市電通りを真っ直ぐ南富山を過ぎ、更に直進すると右手にショ ッピングセンターがある。 　南富山からの県道４３号富山・上滝・立山線は地鉄上滝線を潜る小杉 地下道へ入るが、ショッピングセンターから側道を１００ｍくらい行く と上滝線小杉駅がある。小杉地下道の上は小公園になっており富山南高 校側には県営住宅富山南団地がある。 　上滝線の線路東側に５７ｍの片面ホームがあり、小杉集落側にはバリ アフリー法によるスロープが富山南高校側には階段が設置されている。 階段の前には朝の通学時間帯、平日７時３０分から８時３０分まで駅員 が配置されるため詰所がある。ホーム上には列車接近表示装置があり、 連動して案内放送が流れる。ＪＲの様に合成音声を繋ぎ合わせたもので	はなく、鉄道部の女性社員がメモリーに入力したものらしく不自然では ない。 　県営住宅の公園には富山市が設置した駐輪場とトイレがある。歩行者 が上滝線を渡るには地下道を利用するしかなかったが小杉集落からの利 用が不便なため近くの踏み切りが拡幅され警報機と遮断機が取り付けら れた。 　富山南高校生の電車通学者は富山市中心部の人が多く、岩峅寺方面の 生徒も友人と話しながら来るため、布市ではなく、小杉から乗車する生 徒が多い。運賃は小杉から乗るのも布市から乗るのも同じ。休日でも部 活の生徒がいるため、岩峅寺からひっそりとしていた車内も小杉から急 に賑やか(人によっては騒がしく)になる。 　駅ができて約１３年経過したが、辺りの状況は随分と変わった。２０ ０８年にできたホーム入口付近の上屋が更に拡張され、待合室まで繋が った。駅周辺では現在も宅地造成が行なわれ県営住宅の他に民間アパー トも多く建っている。ホームの前と線路を挟んで向い側の水田には、ア パートが建てられ県道４３号線の旧道から見えた駅は見えなくなった。
小杉駅付近から県道43号線立山町方向	発車した10030系普通岩峅寺行き

ホームから上堀駅方向	ホームから布市駅方向	駅名標
上堀駅側からホーム	駅前の道路から小杉駅	富山県立富山南高校
開業１０日前    2003/03/15	開業１０日前    2003/03/15	入口付近に上屋取付    2007/01/21