最終更新日:2025/09/19
最終取材日:2021/11/05

ありみねぐち
路線:富山地方鉄道立山線
千垣  有峰口 → 本宮
所在地:富山県富山市小見

有峰口駅舎

停車中の16010系団体専用列車 映画「レールウェイズ」ロケ地巡り」
 有峰口駅は1937(昭和12)年10月1日に富山県営鉄道の小見駅
として開業した。富山県営鉄道は電源立県をめざす富山県が有峰ダム建
設を目的に敷設した。完成した有峰ダム有峰湖への最寄り駅であり、観
光客誘致の目的で1970(昭和45)年7月1日有峰口に改称された。
 無人駅でホームは島式で交換可能駅となっている。立山線の途中行き
違い可能駅は五百石、岩峅寺、有峰口となっている。電鉄富山駅側の県
道に架かる橋梁を渡った先に富山地方鉄道小見変電所がある。橋梁直前
にポイントが設置されている。駅舎は2020年2月リフォームされた。
 変電所先の
千垣−有峰口間には県道の芳見橋と平行して常願寺川を跨
ぐ鉄橋が架かっている。電鉄富山駅から立山駅へ向かう列車ではここを
超低速で通過し観光案内の放送が流れる。電鉄富山駅へ向かう列車では
案内放送はないが橋の前後が急曲線になっている為時速20q前後で通
過する。この鉄橋は小見鉄橋と呼ばれていたが最近は千垣鉄橋と呼ばれ
ることが多い。
 今でも駅の利用者は小見集落の人たちで、駅から徒歩20分の和田川
沿いには亀谷温泉があり亀谷温泉白樺の湯、白樺の湯前に大山歴史民族
資料館がある。
 有峰ダムは常願寺川の支流和田川に作られた発電を主目的としたダム
で建設は1939(昭和14)年富山県により始められた。
 南富山から岩峅寺を経て粟巣野に至る鉄道も
富山県によって建設され
た。その後、電力統合で日本発送電に移ったが、戦争のため1943
(昭和18)年から1950(昭和25)年まで電源開発
は中断された。
 その後、電力統合で日本発送電に移ったが、戦争のため 1943(昭
和18)年から1950(昭和25)年まで電源開発
は中断された。
1951(昭和26)年から北陸電力により工事は再開され1960(昭
和35)年に完成した。ダムの高さ140m、総貯水量は2億400万
トンで全国第17位
。有峰ダムを水源とする4つの発電所で最大出力
は、53万4千kW。これは、揚水発電を除いて日本では奥只見ダムに
次いで第2位。当時は現在のような道路は無く、建設資材は鉄道によっ
て小見駅へ運ばれ、ここから索道を使って山奥へと運ばれた。
 有峰口駅から500mの所に北陸電力小見発電所がある。 最大出力
15,100kwで取水は有峰ダムではなく常願寺川上流立山駅近くの真
川発電所から取水し、途中に近代化遺産の水路橋千寿橋がある。

 有峰湖へは、ここ小見から和田川に沿って登る小見線と小口川に沿っ
て登る小口川線がある。また岐阜県飛騨市神岡町からも入ることができ
る。
 神岡町からの道路は全線2車線で大型車輌も通行できる。富山県側か
ら大型バスが通行可能なのは小見線でバスの大きさが制限されている。
路線バス以外は許可が必要である。
 有峰口駅前から毎年7月中旬から8月下旬の夏休み期間中毎日と、9
月から10月初旬の休日に有峰折立行きの路線バスが運行される。富山
県側からの有峰林道は水害などでシーズン中も不通となることが多い。
有峰湖周辺は立山連峰初冠雪の頃から紅葉が始まる。
  

ホームから立山駅方向

到着する10030系電鉄富山行き

芳見橋から砂防ダムと立山大橋

有峰ダム堰堤

ホームから千垣駅方向

ホームから本宮駅方向

立山方面ホーム駅名標

電鉄富山方面ホーム駅名標

千垣側端からホーム

千垣側端から待合室

ホームの待合室

ホームの待合室内部 本宮駅側

ホームの待合室内部 千垣駅側

ホ−ムから構内踏切

構内踏切から本宮駅方向

構内踏切から千垣駅方向

島式ホームへの階段

ホ−ムからダム工事に使われた廃止ホーム

ホームから駅舎

構内踏切前から駅舎入口

リフォーム後の駅舎待合室

リフォーム後の駅舎待合室

待合室の時刻表と連絡先案内 19200 X 1080

駅舎入口の駅銘板

駅舎の旧駅名

リフォーム前の駅舎

リフォーム前の駅舎の元窓口

リフォーム前の駅舎待合室

ホームから小見小学校

駅前の駐輪場(休日)

駐輪場前から駅前から亀谷温泉方向

駅前から本宮駅方向

県道から左へ入る駅への入口

橋が駅前通り

階段を上ると駅前通りへ

階段を上って駅方向

階段を上って亀谷温泉方向

芳見橋側から県道に架かる橋梁

駅入口側から県道に架かる橋梁

橋梁ギリギリのポイント

富山地方鉄道小見変電所

変電所前から有峰口駅ホーム

ホ−ムからポイントと県道の橋梁

ホームから芳見橋

芳見橋から下流側 千垣橋梁

芳見橋から上流側の砂防ダム群

重要文化財 本宮砂防堰堤前の「心のかけはし」

心のかけはしから重要文化財 本宮砂防堰堤

砂防堰堤展望台から重要文化財 本宮砂防堰堤

亀谷温泉白樺の湯入口

亀谷地区の神明社

列車内から小見小学校

北陸電力小見発電所

北陸電力中地山発電所

北陸電力新中地山発電所

北陸電力有峰第三発電所第三発電所

北陸電力小俣ダム

有峰ダム下調整池の小口川ダム

北陸電力有峰第二発電所

県道6号線小見地区から立山

有峰ダム展望台から有峰ダム

到着する10030系電鉄富山行き  2000/05/27

千垣橋梁を渡る10020系特急 1999/10/24

到着する14720系電鉄富山行き  1999/10/24

発車した14760系立山行き

千垣橋梁を渡る10030系電鉄富山行き

千垣橋梁を渡る14760系特急宇奈月温泉行き

停車中の16010系団体専用列車

転線する16010系団体専用列車

千垣橋梁を渡る14760系特急宇奈月温泉行き

千垣橋梁を渡る10030系立山行き

発車した10030系電鉄富山行き

停車中の16010系団体専用列車宇奈月温泉行き