小矢部川水系渋江川支流毘沙門川 埴生大池               2020/05/23 更新
 
 富
山県小矢部市埴生にある埴生大池ダムは小矢部川の支流渋江川の支流毘沙門川にある埴生大池土地改良区が管理する潅漑用のアースダム。埴生大池の最大貯水量は319,000m3有効貯水量は225,000m3。洪水吐は自然越流型で水門が無い。洪水吐からの水路には水が流れた形跡は無く、水位が下がった場合見られる赤茶けた湖岸も緑の草に埋め尽くされていた。洪水吐の位置から防災ダムとしても機能しているのか。
 ここには700年頃に自然の池が有ったらしい。1824年の古文書に埴生大池の記述があり、以来この辺りの潅漑用水として利用されてきた。度々決壊し水害を起こしたため補修を繰り返しながら利用されてきたが老朽化が著しくなり、1989年県営溜池等整備事業で3億2000万円の工費をかけ1993年に完成した。堰堤の高さが18.25mで河川法でダムとなった
堰堤天端は歴史国道ふるさと歩道となっており車も通行可能。
 埴生大池へは小矢部市側から埴生護国八幡宮前を若宮古墳方向へ行けば約3kmで堰堤に到達する。堰堤を渡って更に行くと旧北陸道の塔の橋に達する。塔の橋から左折すると石坂を経て埴生護国八幡宮前へ戻り
、右折すると倶利伽羅不動寺に至り、更に天田峠を経て国道8号線に出られる。堰堤付近には源氏の木曾義仲と平家が戦った倶利伽羅古戦場がある。また、旧北陸道も歩道として整備されている区間がある。 雨上がりの日に再取材しても、それほど増えてはいなかった。
 埴生大池から約6km東側の小矢部市鷲ヶ島にある
おやべクロスランドホテルは日帰り入浴が可能で、入浴時間は10時から21時までで大人
440円。
小矢部川水系渋江川支流 勘左衛門ため池


堰堤天端から上流方向

堰堤天端から左岸

堰堤天端から上流部

堰堤天端から右岸

堰堤天端から右岸

堰堤天端から左岸

堰堤天端から左岸

堰堤天端から左岸

堰堤天端から上流部

左岸の取水口付近から上流部

左岸から堰堤ダム湖側

右岸の毘沙門天像前から堰堤

倶利伽羅不動寺から埴生大池

倶利伽羅不動寺付近の旧北陸道

堰堤天端から左岸

堰堤天端から上流部

堰堤天端から左岸

旧北陸道塔の橋の大池案内板

堰堤から倶利伽羅不動寺

タワーからおやべクロスランドホテル

多孔式スライドゲートの取水口

階段中ほどから

取水口上から

洪水吐

取水口操作室

堰堤天端

堰堤は草むら

堰堤中央部の地蔵堂

草に覆われた放水路

堤左岸から洪水吐

堤左岸から洪水吐

埴生大池改修記念碑

植生区分3段

降雨の後 植生区分2段

右岸にある毘沙門天像

1945年大池改修時の案内板