小矢部川水系渋江川 勘左衛門ため池                        2020/05/23 更新

 富
山県小矢部市石坂にある勘左衛門ため池は小矢部川の支流渋江川に放流する、ため池で貯水量68,000m3。小矢部市埴生地区にはため池が多いが勘左衛門ため池は埴生大池に次いで2番目に大きい。勘左衛門池は約150年前に加賀藩の命によりでき、その指導者が勘左衛門と言う人物であったため、池の名となった。
 築造から150年以上たち堤などが老朽化し、漏水のため貯水量が3分の2まで低下。増水時の危険性も指摘されて埴生大池と同様に県営ため池等整備事業として1998年から改修に着手し2002年4月13日に完工した。地区の約40ヘクタールの水田に安定して用水が供給できるようになり、消雪揚水取水設備も設けられた、事業費は1億4000万円。
洪水吐の奥に関明神社がある、勘左衛門池から約2km北東に埴生八幡宮がある。埴生八幡宮は712年創建と伝えられ、1183年5月に倶利伽羅峠で行われた源平合戦の際に源(木曾)義仲が戦勝を祈願したと言われている。


堰堤天端から勘左衛門ため池

堰堤天端から勘左衛門ため池

堰堤天端から埴生大池方向

堰堤天端から望月橋

堰堤天端から勘左衛門ため池

堰堤天端から洪水吐

池側から堰堤

勘左衛門ため池堰堤

堰堤天端から勘左衛門ため池

堰堤天端から勘左衛門ため池

埴生八幡宮拝殿

潅漑用水取水口

消雪用水揚水場

洪水吐

洪水吐と
消雪用水取水口

放水路

消雪用水取水口

流入水のひとつ

堰堤天端

池に架かる望月橋

堰堤天端から小矢部市街地

関明神社

紫陽花