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海王丸−越ノ潟間重機軌条化工事で代替バス運行 2024/10/16
万葉線は9月4日(水)、9月11日(水)、9月17日(火)、9月24日(火)、10月2日(水)、10月9日(水)、10月15日(火)の7回に分けて海
王丸−越ノ潟間重機軌条化工事のため9時から終日、東新湊駅−越ノ潟駅間で代替バスを運行した。今回の工事ではコンクリート枕木も使用された。
海王交通依託の代替バスは並行する市道を走るため、特に問題はなかった。バスには運転手のほか万葉線社員も添乗した。

海王丸駅−越ノ潟駅間の重機軌条化工事 2024/10/15 重機軌条化工事が完了した区間 越ノ潟側の4種踏切から 2024/10/13
10月12日万葉線電車まつり開催 2024/10/13
万葉線の「鉄道の日 万葉線電車まつり」が10月12日、高岡市荻布(米島口電停前)の万葉線本社と車庫周辺で10時から15時まで行われた。
ミニトラムの乗車やえんにちコーナー、万葉線グッズ販売などがあり、晴天にめぐまれ多くの家族連れが楽しいひとときを過ごした。
今年は万葉線を利用して訪れる人が多く、米島口電停ではドラえもんトラムは満員、その他の電車も10〜20人が下車した。下車した人には帰り
の乗車券が配布された。
万葉線株式会社が、10月14日の「鉄道の日」に合わせてコロナ禍で中止以外、毎年開いている。本社前には円状のコースを走る「ミニドラえも
んトラム」が登場。子どもたちは車両にまたがり、乗車を楽しんでいた。
車庫付近では、子ども用の制服と制帽を貸し出し電車と一緒に写真撮影できるコーナーを設けた。ドラえもんトラムをモチーフにしたグッズや、記
念切符など販売も行われた。 運転手不足の影響で規模を縮小して行われたが、地鉄バスや福井鉄道のような減便にはなっていない。

本社前の円状コースを走る「ミニドラえもんトラム」
米島口駅を発車したMLRV1003ドラえもんトラム
2024年9月28日ICOCAの利用開始 2024/09/29
万葉線株式会社は2024年9月28日から、JR西日本のICOCAシステムを導入し、同カードによる運賃精算、定期券の運用を開始した。
ICOCAによるキャッシュレス決済システムの導入により、スムーズな降車による定時性の向上や、運賃精算の簡便化により、利便性の向上を目
的としている。
インターネット上では、車内でのチャージができないとの記述も見られるが、JR西日本のICOCAは残金0円でも乗車可能で、残金が不足の場
合下車時にエラーになり、その場でチャージして支払うか現金で支払うことになる。
小銭を持たないで乗車した場合、1000円札を両替機に投入すると100円硬貨が10枚出て、50円の端数がある場合、更に100円を50円
2枚に両替する必要がある。
特に休日の海王丸駅で何人もこれを行うと単線区間の多い万葉線ではダイヤが乱れることになる。ICOCA導入はスムーズな降車による定時性の
向上が第一の目的で、事前チャージの協力を呼び掛けている。
万葉線の車内チャージは富山地方鉄道と異なり、運転士のワンブッシュが必要となっている。行き違い駅や終端駅では車内チャージが可能とのこと
です。紙の定期券が廃止されることで、運転士の有効期限の確認が無くなり負担が軽減される。
車内チャージができないとなったのは6月25日の「報道発表資料」にあった万葉線電車内が8月28日の「報道発表資料」で外されたためと思わ
れる。なお、車内チャージでは使用できるのは1000札のみで2000円までとなっている。
モバイルICOCAで乗ってみたら履歴にはバス利用と表示された。

MLRV1000形 出場改札機 入場改札機
受託事業者が輪軸組み立て作業で圧力記録改ざん 2024/09/21
車両の輪軸組み立て作業の不正問題を巡り、万葉線は9月20日、所有車両のうち3両で圧力データの記録の改ざんがあったと発表した。安全性に
問題はなかったとしている。
国土交通省から輪軸の緊急点検の通達を受け、作業を委託している京王重機整備会社に輪軸の組み立て作業における輪軸の圧入力の確認を行ったと
ころ、圧力データを改ざんして報告していたことが判明した。
報告を受け、該当車両の内面距離寸法(バックゲージ)緊急点検を行い、2両は安全性に問題ないことを確認。残りの1両は差し替えたデータの圧入
力値の確認が取れなかったため、確認が取れるまで車両の運行を一時停止した。

車輪と車軸の組み立て 京王重機整備会社の輪軸組立作業
夏休みに入りドラえもんトラムに連日台湾から観光客 2024/08/09
台湾でも人気のキャラクター「ドラえもん」のラッピング車両「ドラえもんトラム」に乗車する台湾からの観光客が急増している。台湾ではドラえ
もん人気は高く、多くの家族がそろって見るアニメ番組だそうだ。
8月8日、高岡古城公園からの帰り、救急医療センター前からドラえもんトラムに乗ったら満員だった。高岡市美術館の藤子・F・不二雄ふるさと
ギャラリーでは生誕90周年記念 藤子・F・不二雄原画展を開催しており、10人ほどの家族連れが下車した。
台湾から来た観光客も、ほとんどが家族連で運転席後ろにあるドラえもんのぬいぐるみをバックに代わる代わる写真を撮っていた。SNSに上げる
のだろう。20人ほどが米島口で下車し、待っていた観光バスに乗り込んだ。本社でグッズを購入する人もいる。
万葉線では観光バスの駐車スペースを本社前に用意している。

クルン高岡2階デッキで飾り付けする園児 万葉線本社前で台湾からの観光客を待つバス 観光客を下ろして米島口を発車したドラえもんトラム
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高岡七夕まつり、園児が短冊飾り付け 2024/07/24
高岡市丸の内の高岡市中央保育園の年中、年長児22人が7月23日、高岡駅のクルン高岡2階デッキで、願い事を書いた短冊を七夕飾りに取り付 けた。
高さ2.7m竹4本が用意され、園児たちは「お花屋さんになれますように」「足が速くなりますように」などと書いた短冊を結び付けていった。童
謡「たなばたさま」を合唱し、万葉線に関するクイズも楽しんだ。
短冊の飾り付けは8月1〜7日に市中心部で開かれる「高岡七夕まつり」を盛り上げようと、万葉線対策協議会が毎年企画。七夕飾りは、8月7日
まで万葉線高岡駅ホーム横の待合室に設置され、7月27日〜8月8日は、園児の短冊を飾った低床型車両を運行した。
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万葉線ビール電車中止 2024/07/25
万葉線は、車両故障で車両運用が厳しくなり、7月18日から25日まで、7時40分米島口発高岡行きと8時10分高岡駅発米島口行きを運休し
たほか、25日は6時32分に米島口を出発し、6時55分に高岡駅に到着する便は運休したている。大きなものでは1004号が事故でガラスが割
れ交換した。運賃表示器など乗客サービスに係る故障で、短期間で運用に復帰しているが、故障が多発しているため、貸切車両を用意することができ
ず令和6年度のビール電車は中止となった。
映画「大室家」とコラボ、スタンプラリーや万葉線特別乗車券 2024/06/22
アニメを生かした地域活性化に取り組む「呉西地域コンテンツツーリズム協議会」は、富山県高岡市をモデルにした風景が登場するアニメ映画「大
室家」の2作目が6月21日に全国公開するのに合わせ、映画とコラボしたスタンプラリーなどを行う。
映画は女子中学生の日常を描いた人気漫画「ゆるゆり」の派生作品で、同漫画の人気キャラクター、大室櫻子とその姉妹に焦点を当てた物語。同協
議会は1作目が公開されていた今年3月にも映画のオリジナルカードを制作しており、地域を盛り上げようとコラボ事業の第2弾を企画した。 事業は
@スタンプラリーの実施 A万葉線の特別乗車券の販売 B万葉線の車内ポスターの掲示−の3種類。スタンプラリーは6月28日からJR城
端線・氷見線の駅の観光案内所など県西部6市の10カ所で行い、全てのスタンプを押した人には特製缶バッジを贈る。
乗車券はA5判で映画の登場人物が描かれている。1000円分に特製シールが付いて1500円。21日から万葉線本社などで販売した。車内ポ
スターは今月末から万葉線7070形5車両で掲示した。

万葉線の特別乗車券 特製シール 万葉線の特別乗車券の裏面はモノクロ
2024年3月期決算 2年連続で黒字、補助金寄与 2024/06/05
万葉線株式会社は6月4日2024年3月期決算を発表した、輸送人員の増加に加え、国や県などの補助金が寄与し、2年連続で最終黒字を確保した。
営業収益は新型コロナウイルスの5類移行で観光客の利用が伸び、前年比6.5%増の1億9418万円。一方、電気料金や車両検査費など営業費用
がかさみ、営業損失は2億782万円(前年・2億232万円)と赤字幅が拡大した。経常損失は1億7808万円(同2億14万円)だった。
能登半島地震で線路のゆがみや架線のたるみが生じ、県と高岡、射水両市から600万円の修繕費を受けた。
年間の輸送人員は前年比6.9%増の107万665人。観光客らの定期外利用は8.8%増の62万8747人、通勤通学の定期利用は4.2%増の
44万1918人だった。2025年3月期は111万人以上の利用を目指す。
思い出の万葉線で前撮り 富山大芸文学部出身の井上さん夫妻(愛知)2024/05/18
富山大芸術文化学部(高岡市二上町)の卒業生でウェブデザイナーの井上剛志さん(25)と、妻でグラフィックデザイナーの歩実さん(25)(一宮市)は、
5月17日、学生時代を過ごした思い出深い地で、10月の結婚式の前撮りを行った。高岡市と射水市を結ぶ路面電車の万葉線を貸し切り、笑顔で納
まった。井上さん夫妻はデザイン情報コース出身で1年時に出会い、学内向けのフリーペーパーを発行するサークルに所属。万葉線沿線の同じアパー
トに住んでいたことをきっかけに交際を始めた。
2021年春の卒業後もたびたび訪れている高岡は、2023年6月のプロポーズの場所。初デートにも利用した万葉線にも思い入れが深い。貸衣
装や美容業の和楽グループを通じ、万葉線を貸し切った撮影が実現した。白いタキシードとウエディングドレスに身を包んだ2人は海王丸パークで撮
影後、海王丸駅から貸し切り車両に乗り、学生時代に住んでいたアパートの最寄りの新能町駅や高岡駅でも撮影した。
2人は「多くの人の協力があり、温かさを感じつつ、いろいろなことを思い出しながら撮影できた」と語った。

井上さん夫妻を乗せ高岡駅を発車したMLRV1001 画像:北日本新聞から 海王丸パーク恋人の聖地モニュメント
RACDA高岡獅子舞大競演会場で軽快都市宣言 Part21開催 2024/05/04
今年NPO法人化したRACDA高岡は5月3日高岡獅子舞大競演会の末広町通りの競演会場で、今年21回目となる軽快都市宣言Part21を開催し
た。Part20で好評だったRACDA獅子マルシェを拡大し、万葉線沿線観光地の人気投票も行った。
観光地の人気投票は受付でシール3枚を受け取り獅子舞トラム側面に貼り出された観光地の写真にシールを貼るもので、貼り終わったら1〜3等と、
はずれが入った三角くじを引き、商品を受け取る方式で、1等は万葉線1日フリー切符、2等は獅子マルシェで使える100円券5枚、3等は藤子・
F・不二雄先生 生誕90周年記念ドラえもんトラムペーパークラフト、はずれはRACDA高岡ポケットティッシュ2個で、子供に人気だったのは3
等のペーパークラフトだった。投票は商品が出つくして15時ごろ終了した。
獅子マルシェでRACDA高岡がアサヒスーパードライを販売したほか、筍などの野菜や、おにぎり、餅、クッキー、たこ焼き、エスニックカレー
などが販売された。気温が高かったのでスーパードライは早々に売り切れた。
メインイベントの高岡獅子舞大競演会は、高岡、射水両市の6団体が笛や太鼓、威勢のいいかけ声を響かせ、勇壮な演舞を繰り広げた。この日は能
登半島地震からの復興を祈願し、国宝瑞龍寺で初となる獅子舞の奉納もあった。
高岡市中心部の商店街でつくるたかまち街づくり協議会が開き49回目。高岡市から江尻青年団、吉久獅子舞保存会、和田保育園、国吉光徳保育園、
射水市新湊地域から中央町の獅子絵田獅子方衆、西新町獅子方若連中が出演し、歩行者天国となった末広町商店街と御旅屋セリオ横の駐車場、ウイン
グ・ウイング高岡の3カ所を回った。両イベント開催中、万葉線は末広町−越ノ潟間の運行となった。

獅子舞トラムと軽快都市宣言Part21会場 メインイベントの高岡獅子舞大競演会の末広町通り競演会場
射水市新湊小学校児童、踏切渡る注意点学ぶ 2024/04/14
踏切の渡り方を教える交通安全教室が、4月13日射水市本町の万葉線第一イン新湊クロスベイ前の高岡側にある西新湊踏切で開かれ、近くの新湊
小学校の児童が注意点を学んだ。
新湊小学校の児童の多くは通学路に万葉線の踏切がある。射水署員や射水交通安全協会員ら約20人が踏切そばに立ち、登校中の児童に対し、踏切
の手前でしっかりと止まることや左右を確認することを教えた。警報器の音が鳴った際は必ず止まるよう指導した。近くに移動交番車も配置し、登校
を見守った。教室は、入学して間もない1年生の交通事故を防ごうと、万葉線株式会社が毎年開いている。
(※万葉線の南側はほとんどが高岡市で新湊小学校から約500m南に高岡市立牧野小学校がある)

注意点を学んで万葉線の踏切を渡る新湊小学校児童 多くの児童が踏切の北側に住む射水市立新湊小学校
RACDA高岡とボーイスカウト高岡11、21団「万葉線電停クリーン作戦」
3月31日、8時に万葉線本社前に集合して電停掃除を行う「万葉線電停クリーン作戦」が行われた。ボーイスカウト高岡第11、21団ボーイス
カウトと、NPO法人RACDA高岡が毎年開き、今年で13回目。
ボーイスカウト高岡第21団、RACDA高岡の呼びかけで観光ボランティア「あゆの風」3名、高岡市職員2名、万葉線社員1名が参加した。R
ACDA高岡は会員3名がスタッフとして参加した他、2名が清掃活動終了後に提供するうどんを作る準備作業を行った。
万葉線本社前でRACDA高岡小神理事長の挨拶の後、水越益夫副理事長から注意事項など説明を受けた後、参加者は高岡方面2班と新湊方面2班
の4班に分かれて米島口電停を出発。万葉線を乗り継ぎ、片原町を除く24カ所の電停を回り、手すりを拭いたりごみを拾ったりした。
終了後は米島口電停近くの(有)三協自動車の整備工場前を借りて、参加者全員が、RACDA高岡が坂下町通りの高岡朝市で出している「うどん」
を食べてから解散した。
RACDA高岡はNPO法人を機に、活動実態が路面電車から公共交通全般となっていたことから「路面電車と都市の未来を考える会・高岡」から、
「RACDA高岡」に名称を変更した。路面電車と都市の未来を考える会は使用しないことにしたが、キャチコピーは「公共交通と都市の未来を考え る」か。
私はA班の新湊方面を担当した、観光ボランティア「あゆの風」3名、高岡市職員2名と少数6名で、越ノ潟、東新湊、新町口、庄川口、中伏木、
新吉久の待合室などを清掃した。越ノ潟の飲料自販機は撤去済みだが、電停裏には大量の缶やペットボトルが散らばっており、大のゴミ袋がいっぱい
になった。壊れたビニール傘2本も捨てられていた。各駅の待合室の腰板は一拭きで雑巾が真っ黒になるほど汚れていた。

万葉線本社前で主催者から注意事項などを聞く参加者 万葉線本社前の米島口電停を清掃する参加者
新吉久電停 サインで高岡・吉久の魅力紹介 2024/03/16
高岡市吉久地区のまちなみや歴史などを紹介したサイン(案内看板)が3月15日、万葉線の新吉久電停に設置された。サインは富山大の北島陽貴さ
ん(24)人文社会芸術総合研究科修士2年が地域住民らと連携して2022年度から制作に取り組んできた。
北島さんは住民目線で地区を紹介しようと、吉久まちづくり推進協議会(草島誠一会長)や住民有志とワークショップを開催したり、地域行事で住
民から意見を聞いたりして内容を考えてきた。
サインは縦約1m、横約2mで、地図や名所案内などで構成する。地図では国登録有形文化財などの「歴史」、公園や寺といった「行事・子どもの
遊び場」、自然豊かな場所や住民らが集う「憩い」の各スポットを地区にまつわる米俵やイチョウなどのロゴで表示し、各所を巡るルートも案内した。
伏木橋跡や旧国鉄吉久駅跡など地域の歴史も住民のエピソードを交えて紹介した。
今回のサインを第1弾として、今後も地区内で設置を検討している。北島さんは今月卒業し、金沢市で就職することが決まっているが、「吉久全体
の魅力を幅広く楽しんでもらえるサインに仕上がった。これからも地域に関わっていきたい」と話している。
草島会長は「地元の良さを見直すきっかけになった。震災復興の活力にもなればいい」と語った。

電停に設置されたサインを紹介する北島さんと草島会長 北日本新聞から 万葉線の新吉久電停
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