2019/02/17 更新

放生津街道吉久の町並み

吉久と伏木を結ぶ小矢部川河口の万葉大橋

 吉久地区は現在、庄川と小矢部川に挟まれているが今の庄川は1912(大正元)年に流路変更されたもので、それまでは高岡市街地を流れる
千保川が庄川本流で、高岡に幾多の水害をもたらしていた。流路変更により庄川による水害は激減したと言われている。
 加賀藩時代は砺波、射水平野の米が水運により庄川・小矢部川の合流地点の吉久に集められていた。吉久には加賀藩の御蔵があり、蔵に集め
られた米は伏木港から大阪などへ運ばれていた。吉久には明治以降も「米商」「蔵仲間」として米穀売買に携わる旧家が多くみられた。御蔵は
町並みの中ほどにある西照寺あたりだと考えられている。
 その後、この地区には富山県の豊富な水力発電により、化学、製鋼、パルプ工場が立地し重工業地帯となっていった。ここには対岸の伏木町
を結ぶ、源義経、弁慶由来の如意の渡しがあったが万葉大橋の完成により廃止された。
 千本格子の町屋が並ぶ中に陶工房・喫茶
さまのこ屋があり定期的に絵画・写真などの作品が展示されている。1998年から町並みをアー
トギャラリーにする「さまのこアートinよっさ」毎年10月に開催されている。吉久の獅子舞が「さまのこアートinよっさ」の呼び物となって
いる。
最寄り駅は新吉久、吉久。


新吉久電停
 

新吉久電停に5010形、7070形、1000形が並ぶ
 

新吉久電停前の小公園に保存のデ5022
 

吉久電停へ到着する万葉線電車MLRV1003
 

御蔵があったとされる西照寺本堂
 

吉久御蔵跡案内プレート
 

西照寺の本堂旧鬼瓦
 

吉久神明宮の放生津街道側の鳥居
 

吉久神明宮
 

さまのこアートinよっさでの獅子舞 2013/10/19
 

吉久神明宮の「吉久の伝統的町並み」案内板
 

陶工房・喫茶の「さまのこ屋」
 

さまのこ屋のアート展示
 

さまのこ屋の陶芸品展示
 

吉久駅付近からJR貨物の高岡貨物駅
 

JR貨物の高岡貨物駅付近から二上山
 

吉久1丁目にあるJR貨物の高岡貨物駅舎
 

JR貨物新湊線赤祖父川橋梁
 

吉久から鉄道車両・バスを解体する日本総合リサイクル
 

吉久と伏木を結ぶ小矢部川河口の万葉大橋
 

万葉大橋展望デッキの万葉歌碑
 

万葉大橋展望デッキの万葉歌碑
 

万葉大橋展望デッキの万葉歌碑

万葉大橋展望デッキの万葉歌碑