バス旅を楽しみたい方は、あいの風とやま鉄道線の高岡駅バスターミナル3番のりばから石動駅前・アウトレットパーク行き。 所要時間40分で640円(2020/08/16) 高岡駅からの場合、あいの風とやま鉄道高岡駅−石動駅 所要時間 16分で370円(2020/08/16) あいの風とやま鉄道石動駅の西側埴生にある護国八幡宮は、源義仲が平維盛との倶利伽羅峠の戦いの前に戦勝を祈願したことで有名。祈願文が今も残っている。 社伝では718(養老2)年に宇佐八幡宮の分霊を勧請したのが始まりと言われ、約1,300年の歴史を有し、天平時代に越中の国守大伴家持が国家安寧、五穀豊穣を祈願したと言う。社殿は1600年代作られたもので、全てが国指定重要文化財となっている。 二の鳥居前には、源平倶利伽羅合戦800年祭記念事業の一環として建立された、馬上の人物像としては日本最大級の源義仲騎馬像と、源氏軍が鳩の案内で得たと言われている「鳩清水」の滝を水源としている清水が流れている。 石段の両側には、老杉や大きな樫の木が立ち並び、苔むした樹根が大地を這うように広がっておれり、阿吽の大きな狛犬が参拝者を迎える。 毎年9月第2日曜日に「宮めぐりの神事」が武者装束の氏子によって古式ゆかしく行われる。この神事は、倶利伽羅砺波山源平合戦の折、源義仲が護国八幡宮に戦勝祈願し、大勝したお礼参りの様子を見習って江戸時代から行われている。 埴生護国八幡宮の南側に源平倶利伽羅峠古戦場跡へ向かう、旧北陸道を整備した、ふるさと歩道長坂登口がある。途中の勘左衛門ため池の堰堤から小矢部市石動市街地が一望できる。 北側のふるさと歩道を行くと埴生大池を通る、この付近も古戦場跡となっている。堰堤からは倶利伽羅不動寺が見える。2つ溜め池は歴史の古い溜め池だが、堰堤が老朽化して危険になったため県の事業で堰堤が再構築されている。 あいの風とやま鉄道石動駅の北側に前田利秀の居城だった今石動城趾の桜の名所、城山公園がある。公園には全国でも珍しい名称の消防神社がある。城山公園の北東側に国道8号線バイパス工事で発見された縄文時代の桜町遺跡「桜町JYOMONパーク」がある。 2015年7月16日、桜町JOMONパークの東側に、北陸で初の本格的アウトレット「三井アウトレットパーク北陸おやべ」がオープンした。 石動駅前−アウトレットパーク間は加越能バスで最も便数の多い路線になっている。アウトレットパークの営業時間中は高岡−石動線の一部がアウトレットパークへ延長運行される。 小矢部市全域でユニークな公共建物が見られる。マスコミによって全国へ紹介され「メルヘンの街おやべ」と呼ばれるようになった。35のメルヘン建築は地域のシンボルとなっている。 メルヘン建築は建築から30年余り経過し、老朽化や少子化により廃止が発生ているが、維持費が掛かりすぎるため再利用が難しく、2018年から徐々に取り壊されることになっている。