2022/05/06 更新
　白山市は、２００５年２月１日に松任市と石川郡の美川町、鶴来町、河内村、吉野谷村、鳥越村、尾口村、白峰村合併して発足した。２０２４年３
月にＩＲいしかわ鉄道に移管されるＪＲ北陸本線の駅は松任駅、加賀笠間駅、美川駅、小舞子駅の４駅である。
　面積は石川県の自治体では最大で７５４.９３km²、白山に繋がる山間地が多く、手取川水系に手取川第三ダム、手取川第二ダム、手取川ダム、大日
川ダムがあり、手取川本流は旧吉野谷村付近は手取峡谷の景勝地となっている。旧尾口村と岐阜県白川村を結ぶ白山スーパー林道は国道３６０号線と
なったが、有料道路のため「白山白川郷ホワイトロード」の名称が付いている。
　旧松任市や鶴来町周辺は金沢市のベッドタウンとして人口が急増し、住宅都市化が進むとともに、国道８号線沿いには大型商業施設や工場が立地し
ている。北陸自動車道の徳光サービスエリアの京都方面側には商業施設があり、一般道側にも駐車場がある。富山方面側からは日本海に沈む夕陽を見
ることができる。
　松任は、中世に松任城が置かれた。近世になって扇状地の開発が進み水田が開け、旧北陸道沿いの町として商工業が発展し、浄土真宗寺院が多数建
てられた。１８７８年に石川郡役所が置かれ、地方自治、文教の中心となった。女流俳人加賀の千代女の生誕地であり松任駅南口に千代女の里俳句館
や、松任城址がある。松任城址は城址公園と白山市松任文化会館になっている。
　２０２２年３月３１日現在の推計人口は１１２,８３０人で、金沢市に次いで人口が多い。