2020/09/07 更新

北陸鉄道石川線鶴来駅から加賀白山バスで瀬女または白山体験村行き。鶴来駅−瀬女間平日12往復・休日7往復運行、運賃は810円。

 手取峡谷は手取川の流れがつくりあげた美しい峡谷で釜清水の黄門橋から河原山の対山橋までの約8kmにわたり高さ20〜30mの絶壁が続き、手取川の清流が流れている。夏はゴムボートで川下りをする人が見られる。不老橋や黄門橋からの眺めが最もすばらしい。綿ヶ滝憩いの森の中を流れる渓流が手取川に落ちる綿ヶ滝も見所で、まるで綿が落ちるように流れることから、その名前が付けられた。
 かつて手取峡谷に沿って石川線加賀一の宮駅から北陸鉄道金名線が走っていた。廃線跡はサイクリングロードの手取キャニオンロードとなっている。
 金名とは金沢と名古屋を結ぶという壮大な計画だったが実現に至らなかった。金名線廃止の直接の原因は手取川に架かる鉄橋の老朽化だったが、サイクリングロード整備にあたって2004年10月に、その鉄橋があった場所に金名橋という立派な橋が架かった。サイクリングロードなので、歩行者、二輪車のみ通行可能となっている。
 金名橋から下流側には県道44号線の鳥越大橋が、上流側には県道44号線(旧道)の広瀬大橋と北陸電力手取川第三発電所のサージタンクが見える。金名橋には犀川に架かっていた歩道橋の一部が再利用されている。
 手取峡を過ぎて更に上流に向かうと北陸電力手取川第二ダムがある。手取川はダムの少し下流側で手取川に尾添川が合流する。尾添川に沿って国道360号線が通っており、荒川橋の上流に吉野谷発電所の取水堰が見える。この取水堰は、かつてクレストゲートを備えたダムで日本の近代土木遺産に指定されていたが老朽化から2001年に延命工事を受けて現在の姿になっている。


不老橋から上流側

黄門橋から上流側

手取峡綿ヶ滝

綿ヶ滝の滝壺付近から上流側

能美市和佐谷と白山市鶴来今町を結ぶ和佐谷橋

和佐谷橋から上流側

和佐谷橋から下流側

キャニオンロード金名橋

金名橋から上流側

金名橋から下流側

手取川第三ダムから下流側

手取川第二ダム湖

手取川第二ダム湖

黄門橋から下流側

不老橋から上流側

不老橋から下流側

不老橋から上流側の滝

遊歩道から綿ヶ滝

綿ヶ滝の上流側

綿ヶ滝滝壺付近の岩と向かい側の滝

綿ヶ滝滝壺から上流側

綿ヶ滝滝壺付近の岩

尾添川中宮大橋から下流側

尾添川中宮大橋から上流側

尾添川中宮大橋から上流側の吉野谷ダム

手取川ダム 手取湖  手取川総合開発記念館前

手取川第三ダム湖へ流れる滝

黄門橋から上流側

不老橋から上流側

不老橋から上流側

綿ヶ滝の向かい側の滝

いこいの森 綿ヶ滝の上流

中宮温泉と国道360号線を結ぶ尾添川中宮大橋

白山一里野の温泉センター天領

北陸電力尾口発電所

石川線鶴来駅の7700系の町行き

加賀白山バス 鶴来駅前

いこいの森前を走る加賀白山バス