2020/09/09 更新

JR小松駅西口バスターミナル1番乗り場から小松バスで42分。運賃は540円。JR粟津駅前から17分、340円。
JR加賀温泉駅前から加賀周遊キャンバス山まわりで29分。運賃は往復1100円(1日券)。
※キャンバスは北陸鉄道グループの加賀温泉バスも受託運行していたが、2008年に加賀市が路線バスの補助金を打ち 切ったことによる両者の関係悪化から加賀市内の日本海観光バスのみが受託運行している。

 高野山真言宗別格本山那谷寺は、奈良時代の717(養老元)年、泰澄法師が岩窟に千手観音を安置したのが始まりと言われ、美しい岩山と四季の草花に囲まれた、歴史あるお寺で五木寛之著「百寺巡礼」にも紹介されている。
 境内を散策すると、松尾芭蕉が奥の細道で詠んだ「石山の 石より白し 秋の風」の句碑がある。秋には紅葉が色彩やかに庭園一杯に広がる。
 「那谷寺」は、平安時代中期に花山法皇が行幸されたとき、法皇は「私が求めている観音霊場三十三カ所はすべてこの山にある」と言われ、西国三十三カ所の第1番・那智山の「那」と、第33番・谷汲山の「谷」をとって「那谷寺」と改めたことに由来している。
 江戸時代になり境内は荒廃し、加賀藩第3代加賀藩主前田利常が1640(寛永17)年、後水尾院の命を受け、名工・山上善右衛門らに岩窟内本殿、拝殿、唐門、三重塔、護摩堂、鐘楼、書院などを造らせた。1941(昭和16)年、前田利常ゆかりの建造物すべてが国宝(現:重要指定文化財)に指定され、現在でもその歴史ある姿を見ることができる。拝観料は大人600円、小学生300円。
 奇岩遊仙境は現在、安全対策と景観保護のため立入禁止となっている。


本殿 大悲閣

本殿からの新緑

山門

金堂華王殿(本堂)

普門閣前から山門

参道から普門閣・宝物館

三重塔  国指定重要文化財

鐘楼  国指定重要文化財

護摩堂  国指定重要文化財

松尾芭蕉の句碑「石山の石より白し秋の風」

境内社の若宮白山神社

境内社の若宮白山神社

境内社の若宮白山神社

北陸白寿観音霊場の白寿観音像

楓月橋の紅葉

楓月橋からの紅葉

奇岩遊仙境の紅葉  現在、安全と景観保護のため立入禁止となっている

奇岩遊仙境

奇岩遊仙境の紅葉

本殿 大悲閣裏の洞窟

大池

大池の紅葉

境内の森

境内の森


奇岩遊仙境からの紅葉
奇岩遊仙境からの紅葉

那谷寺の庚申さん

普門閣・宝物館

展望台・鎮守堂

三重塔の下から

護摩堂前の石碑

本殿からの紅葉

奇岩遊仙境前の池

奇岩遊仙境前の池岸のツツジ

苔むす庭と落下した椿

シャクナゲ

クロフネツツジ

ヒラドツツジ

ヒトリシズカ

エビネ

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