2020/09/05 更新
 ひがし茶屋街・主計町茶屋街へはJR金沢駅東口から北陸鉄道バスで橋場町下車、所要10分。路線は3番乗り場から金沢周遊バス、11、12、16系統バスで運賃は200円。橋場町橋詰バス停下車。帰りは橋場町交番前バス停から乗車。
 にし茶屋街へはJR金沢駅東口から北陸鉄道バスで白菊町下車、所要10分。路線は11番乗り場から51、56系統で運賃は200円。

 いずれのバスも「城下まち金沢周遊専用1日フリー乗車券」500円も利用可能 橋場町橋詰バス停下車。帰りは橋場町交番前バス停から乗車。
 ひがし茶屋街・主計町茶屋街へマイカー、レンタカー利用の場合、駐車台数が少ないので、特に休日は兼六園駐車場から歩いた方が良い。

 金沢には三茶屋街が残っている。一番規模が大きいのが「ひがし茶屋街」で、京都の祇園と並ぶ、日本の二大茶屋街となっている。対岸の浅野川沿いにあるのが「主計町茶屋街」で、かつて付近に加賀藩士、富田主計の屋敷があったことから主計町と呼ばれている。石川線の野町駅付近にあるのが「にし茶屋街」で50m程度で規模は小さい。主計町の案内板は「主計町料理料亭街」となっている。
 これらの茶屋街は加賀百万石の城下町として栄えた証で、観光スポットとして人気を博している。三箇所ある事から、金沢の三茶屋街と呼ばれている。京都にも負けない風情が味わえる場所でもあり、映画やドラマ、外国メディアの古き日本紹介の撮影場所として利用されている。
 付近の浅野川に架かる浅野川大橋は旧北陸道の時代からの橋で、現在の橋は1922年に架け替えられたもので国指定登録有形文化財に指定されている。1966年まで金沢市電5系統東金沢駅前行きが橋を渡っていた。当時の写真が橋のたもとに展示されている。
 ひがし茶街表通りの突き当たりを左に曲がると茶屋街の守り神の菅原神社があり、その隣に金沢五社のひとつである宇多須神社がある。菅原神社横の坂を登ると摩利支天を祀る宝泉寺があり、そこから金沢市街地を一望できる。
 旧北陸道は国道359号線になっているが、茶屋街側は拡幅工事の影響を免れ、明治、大正期の建造物が残っている。創業1667年の綿谷小作薬局や1921年建築のビストロとどろき亭がある。ビストロとどろき亭はランチのみ一般営業でディナーは予約制となっている。ランチはセットで180
0円くらい。2012年10月20日に利用したときは雰囲気が良く、美味しかった。
 ひがし茶屋街付近の浅野川沿いに徳田秋聲記念館がある。主計町茶屋街付近の浅野川沿いには金沢城総構跡があり復元工事が行われている。
 加賀藩の和菓子は有名で、金沢を代表する和菓子店のひとつの森八本店が兼六園へ行く途中の大樋美術館向かい側の大手町にある。2階は甘味処と金沢菓子木型美術館となっている。金沢菓子木型美術館には藩政期より使われてきた木型千数百点が一堂に展示されている。和菓子は富山県の高岡市にも受け継がれている。 入場料:徳田秋聲記念館300円、金沢菓子木型美術館200円、大樋美術館700円。

ひがし茶屋街

主計町茶屋街(料理料亭街)

にし茶屋街

ひがし茶屋街

加賀友禅の「久連波」

加賀金箔の「ひかり蔵」

茶屋街の料亭「十月亭(じゅうがつや)」

文化庁指定重要文化財「志摩」

文化庁指定重要文化財「志摩」の前座敷

文化庁指定重要文化財「志摩」座敷の太鼓と鼓

金沢市指定保存建造物「懐華樓」

ひがし茶屋街表通りの奥 左へ曲がると菅原神社

ひがし茶屋街の路地1

ひがし茶屋街の路地2

ひがし茶屋街の路地3

ひがし茶屋街の守り神 菅原神社

菅原神社の隣にある宇多須神社

菅原神社横の坂道 登ると宝泉寺

鞍摩利支天 宝泉寺

宝泉寺から金沢市街地が一望 金沢駅方向

宝泉寺から金沢市街地が一望 金沢城方向

綿谷小作薬局・ビストロとどろき亭

主計町茶屋街表通り 浅野川大橋方向

火の見櫓付近から主計町茶屋街

にし茶屋街 石川線野町駅方向

にし茶屋街 県道25号線方向

重要文化財「志摩」の展示品 三味線

重要文化財「志摩」の展示品 髪飾り

重要文化財「志摩」の展示品 食器

洋食レストラン「自由軒」と甘味処「茶ゆ」

浅野川沿いの徳田秋声記念館

主計町茶屋街脇通り

主計町茶屋街表通り 中の橋方向

和菓子の森八本店・金沢菓子木型美術館 大手町

大樋焼本家十代長左衛門窯 大樋美術館 橋場町

県道25号線沿いのにし茶屋街案内板

浅野川沿いの五木寛之氏のプレート

浅野川沿いのレンタル自転車

浅野川  浅野川大橋

浅野川  梅ノ橋

浅野川  天神橋

北鉄金沢バス 兼六園下・金沢城

北陸鉄道金沢周遊バス 橋場町−東山間

北陸鉄道金沢周遊バス 金沢駅東口