内山邸(富山市宮尾)藩政期の典型的な豪農屋敷の構えを残す邸宅。江戸初期神通川の荒廃地を開拓し、代々千石地主として知られた内山家の私宅で、広い庭園には他種類の庭木、名石がある。
 富山藩の十村役も務めた同家が、最も栄えた宝永年間(1704〜11)には1700石に達し代々文人も輩出した。
 1977年(昭和52)8月県が譲り受け、県民会館分館として茶会などに活用されているほか、同家から寄贈を受けた美術品、民俗資料などを展示している。
 内山家は、大永・享禄(1521〜1531)の頃、内山昌峰が宮尾の地を新田開発してから450年続いた家柄で、資料で確認出来る累代では季友氏(1888〜1981)が13代目(内山家の由緒書「門文」は、内山家が宮尾へ来る以前にまでさかのぼっているので季友氏は、21代あるいは66代ともいわれている)。
 庭園東側に広がる梅園には、紅白の梅(寒紅梅・千鳥紅梅等)が、約60本植えられています。早いものは1月の末頃から咲き出し、3月下旬まで訪れた人たちの目を楽しませる(本年の開花は例年より遅れている)。又、秋には、秋の七草の一つ、ハギの花が見ごろを迎える。
最終写真撮影日・2014年4月3日(昨年より約10日早くシダレザクラ開花)。


国登録有形文化財・内山邸(表門)

国登録有形文化財・内山邸

国登録有形文化財・内山邸(2013年4月4日)

国登録有形文化財・内山邸(2014年4月3日)

庭園内のしだれ桜・開花(2013年4月4日)

樹齢約90年のしだれ桜開花(2014年4月3日)

内山邸庭園・ハギの花が見ごろ(2013年9月27日)

井戸・作業所
秋の七草の一つハギの花(9月27日) 梅園の梅開花(2014年4月3日) 内山邸の梅園(2014年4月3日)

茶室三入庵(さんにゆぅあん)・(2013年9月27日)

茶室夜雨廰(やうちょう)・(2013年9月27日)

大広間・「柳原草堂」の木額

ぬれ縁と月見台

梅園側からの蔵(上の蔵・中の蔵・下の蔵・味噌蔵)と梅

庭園内しだれ桜・開花(2014年4月3日)

柳原文庫跡

柳原文庫の復元工事中

蔵・梅園(約60本)

座敷・ランマ

広間

槍・薙刀(展示品)

書院

書院の茶室

仏間

庭園(丹山惴石)

老松跡と12代当主が作った詩

農機具展示品展示品(転がし)

農機具展示品

農機具展示品

農機具展示品(枡)

農機具展示品(脱穀機等)

農機具展示品展示品(箕等)

農機具展示品展示品(くわ等)

囲炉(えんなか)裏部屋展示品

展示品(いろいろな十手等)

薬箱・文箱

腹かけ・道中カサ・鬼瓦の展示品

味噌部屋

杵・ウス

大椿(2013年9月27日)

内山邸(2014年4月3日)

梅開花(2013年4月4日)

豪農の館・内山邸のHPへリンク
                                                                        


資料
地元発行の観光パンフレット、HP等。
富山大百科事典   1994年(平成6年)    初版発行 発行所 北日本新聞社
富山県の市町村合併(2004年11月)で、福光町・福野町・城端町・井波町・井口村・上平村・平村・利賀村は現在南砺市。
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