市街地の中心部に広がる桜の名所古城公園は、今から400年前に加賀藩二代藩主前田利長が築いた高岡城跡です。約2
1万(約7万坪)の城跡は、全体の三分の一が水濠で占められている。城は残っていないが、堀や石垣は築城当時のまま
である。築城時の堀が完全に残っている高岡城跡は、江戸城(今の皇居)、弘前城(青森県)に並ぶ貴重な存在。
前田利長の高岡築城のこと
幕府の厳しい外様大名政策から耐えて加賀藩を守り抜いた前田利長。1605年、利長は43歳にして弟の利常に代を譲
り富山城に隠居。その4年後に富山城は焼失。利長は迷うことなく、かっての居城守山城に近い関野が原(高岡)に築城
し、1609年に町を開いた。金沢城をもしのぐ高岡城の設計は、天下に聞こえた築城の名人山右近の手による。しか
し、開町五年にして利長は死去。翌年には幕府の一国一城令により高岡城は廃城となる。
水と歴史を感じてゆったりと巡るお濠めぐり遊覧船(利長号・利常号)。運航期間は4月1日〜11月21日の土・日・
祝日。運航時間は10時から17時まで。乗船料金は大人800円、子供(小学生以下)400円、3才未満無料。二の
丸から本丸へつながる土橋には、築城当時の石垣が今も残っており、石には、築城時の刻印が見られ、歴史を感じさせる
とのことから、残暑きびしい2010年9月5日に乗船し実感する。 その後乗船料金は大人700円、子供(小学生以下)200円、3才未満無料に値下げされている。
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