桂湖・上平村桂の県営境川ダムの貯水池。県内最南端にあった6世帯約20人の桂集落はダム建設計画や過疎化などで1
970年(昭和45)に挙家離村した。この多目的ダムは85年に着工、93年(平成5)に完成した。貯水池の面積は
174haで、黒部湖・有峰湖に次いで県内3番目の広さ。湖面を利用した漕艇競技コースをはじめ、オートキャンプ場
や林間キャンプ場などの整備が進められた。現在ダムの周辺に湖畔多目的広場、親水広場、湖畔オートキャンプ場、コテ
ージ、ビジターセンター等の施設がある。
境川ダム・1976年から93年(昭和51から平成5)県営境川総合開発事業で左岸の上平村桂と、右岸の岐阜県白川
村加須良間に境川ダムができて境川発電所への送水、水害防止、灌漑、水道、工業用水、消流雪用などに有効利用されて
います。ダム(多目的ダム)は堤高115m堤頂297.5mの重量式コンクリートダム。
庄川・県の西部を流れ日本海に注ぐ一級河川。源流は岐阜県荘川村の南にある山中山の(標高1631m)東斜面にあり、
全長114.6km、県内の流さは64.5km。飛騨高地の1000mから1500mの山地を深く刻んで各所に盆地や
峡谷を形成して北流し庄川町青島で平野部に出てここを中心に庄川扇状地をつくり、射水平野を堆積して富山湾に注ぐ。
境川・南砺市上平・岐阜県白川村の境界をなす庄川水系の支流で白山国立公園の大笠山・笈ケ岳の水の沢の水を集め、大
畠沢合流点から西赤尾の関西電力境川発電所付近の庄川合流地点まで流長8.3kmの河川。
岩瀬家を訪れた時、ご当主と話中に近くに決して濁ることのない静かな湖面で周辺の景観も素晴らしい桂湖の話を聞き、
訪問。エメラルドグリーンの桂湖に魅せられて毎年初夏(6月上旬)に桂湖を訪れ探勝する。

開津橋 境川ダム堰堤
ダムサイト管理事務所・満水位ライン 境川ダム(境川右岸側より)
境川ダム堰堤天端 境川ダム堰堤天端の県境プレート 上流より海津橋・堰堤を望む
ダムサイト広場から境川ダム 境川ダム堰堤(右岸側)より桂湖上流部を望む
上流から境川ダム堰堤 堰堤より桂湖上流を望む
展望広場から桂湖上流方向 半島部展望広場 展望広場から対岸を望む
開津橋・海津谷方向を望む 白山国立公園碑 桂湖(上流部)
展望広場から海津谷方向を望む 展望広場から赤摩木古谷方向を望む
桂湖(管理事務所より下流) 桂湖上流部・微かに見える管理事務所 桂橋より下流を望む
桂橋左岸より下流を望む 桂橋県境プレート 上流より桂橋を望む
桂橋より上流 下流より桂橋を望む
コテージ 管理事務所 大笠山の登山道見返り坂線(歴史の道)

桂湖までの道(国道156号線)沿いの見どころ
世界遺産菅沼合掌集落、国指定重要文化財の村上家、岩瀬家、羽馬家。又、ダム等の見どころが数多くある。

世界遺産菅沼合掌造り集落 国指定重要文化財羽馬家合掌造り家屋 国指定重要文化財村上家合掌造り家屋
国指定重要文化財岩瀬家合掌造り家屋 行徳寺(岩瀬家隣り) 道の駅・ささら館
小牧ダム 小原ダム湖 真背戸の滝(道の駅ささら館裏)
楮橋周辺桂湖案内表示板(この先4km) であい橋よりの境川発電所 赤尾ダム(上流より)
境川ダム堰堤天端からの開津橋(2009年7月) 桂湖上流を望む(2009年7月)

次ページは桂湖夏(2012年8月下旬)の景観です。
歴史街道 旧北陸道メインページヘ                       
 

資料
世界遺産「合掌造り集落」及び国指定重要文化財「合掌造り家屋」については地元発行の観光パンフレット及びHP等。
富山大百科事典          1994年(平成6年)初版発行  発行所 北日本新聞社
富山県歴史の道調査報告書・北陸街道1980年(昭和55年)発行   富山県教育委員会(編集)・富山県郷土史会(発 行)
富山県の市町村合併(2004年11月)
福光町・福野町・城端町・井波町・井口村・上平村・平村・利賀村は現在南砺市。