最終更新日:2019/06/06
最終取材日:2007/06/02

わりだし
路線:北陸鉄道浅野川線
磯部 ← 割出 → 三口
所在地:石川県金沢市諸江町

割出駅ホーム

停車中の8000系8900形第3編成普通北鉄金沢行き
 北陸鉄道浅野川線の前身の浅野川電鉄が開通したのは古く、1925
(大正14)年5月10日で割出駅も開業した。
 交換可能な有人駅だったが1971(昭和46)年4月1日業務委託駅
となり3年後の1974(昭和49)年11月に交換設備が廃止された。
 線路、ホーム跡は現在も残っており枕木などの資材置き場になってい
る。
 現在、駅員の配置は朝夕のみで、1996(平成8)年の1500V昇
圧8000系の導入時にホームは嵩上げされ、待合室とホーム上屋の新
築が行なわれた。上屋の長さは8000系2両分ある。
 駅には駐輪場が設置されており、乗降客は多いようである。ここを訪
れたのは加賀百万石祭りの日で、ホームには溢れんばかりの人が北鉄金
沢行き列車を待っていた。車掌が乗務して出札業務を行っていたが、割
出を発車すると車内は身動きができない状態となった。
 当然車内の温度も上がり、北鉄金沢駅で冷房のきいた車両に交換が行
われていた。同じ時刻となりの磯部駅は高校生が 3人だけだった。
 ホームの前に浅野川中学校があり、裏の浅野川に松寺橋がある。20
09年までは県道200号線の橋だったが、県道がルート変更となり、
浅野川左岸の堤防道路を通らなくなった。金沢駅西口から木越町を結ぶ
ようになり、同区間の県道204号は廃止。
 北陸鉄道の本社は割出町にあるが、駅のある場所は諸江町で北陸鉄道
の本社まで1km以上ある、本社裏手は北鉄金沢バスの中央営業所とな
っている。割出駅は日本国内すべての駅を50音順に並べたとき1番最
後になるらしい。
 北陸鉄道は2019年4月1日から駅のナンバリングを導入したが、
駅名標や待合室の時刻表や運賃表に駅ナンバーの表示は無い。順次導入
することになっている。

浅野川堤防道路から国道8号線と北陸自動車道

発車した8000系8800形第1編成内灘行き

割出駅側から浅野川中学校

発車した8000系8900形第3編成北鉄金沢行き

ホームから磯部駅方向

ホームから三口駅方向

ホームの駅名標

ホーム待合室前から三口駅方向

駐輪場

北陸鉄道本社

ホームの待合室

磯部駅側の踏切

踏切から磯部駅方向

浅野川中学校裏の松寺橋

発車した8800形第1編成内灘行き

発車した8800形第1編成内灘行き

発車した8900形第3編成北鉄金沢行き