最終更新日:2019/11/19 最終取材日:2009/07/28 |
けやきだいら 路線:黒部峡谷鉄道 小屋平 ← 欅平 |
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所在地:富山県黒部市宇奈月町黒部 |
欅平駅舎 |
到着する観光列車 |
黒部峡谷鉄道は過密ダイヤで運転され、途中各駅で列車交換が行われ るが乗客を扱っているのは宇奈月、黒薙、鐘釣とここ欅平の4駅のみで ある。ほとんどの人が欅平まで乗車するが最近は旅行スケジュールの関 係からひとつ手前の鐘釣まで利用する団体客が多くなった。 欅平駅は関西電力黒部川第3発電所の上の断崖にあり線形に制約があ り折り返しは変わった方法が取られている。 宇奈月から到着した列車は200mほど先にある降車専用ホームに到 着する。乗客が降りると機関車は降車場に平行する待避線へ回される。 残った客車は入換用の凸形機関車で降車場の先にあるトンネルに引き込 んでから推進運転で待避線で待つ機関車に連結される。駅をもっと奥へ 移動させればこんな方法は無くなる。 右側に見える断面積の小さいトンネルは上部軌道。上部軌道は高い位 置にあり、貨車はエレベーターを使って上部軌道へ引き上げる。上部軌 道は黒四発電所までで黒部ダムまでは行けない。 欅平駅ができたのは1937(昭和12)年で日本電力専用鉄道の駅と して誕生した。 |
一般乗客は便乗扱いで切符には「命の補償はしません」と書かれてい た。1953(昭和28)年から専用鉄道から地方鉄道になり一般乗客の 扱いを始めた。 1968(昭和43)年には欅平駅は山小屋風の駅舎に建て直され、1 971(昭和46)年に現在の黒部峡谷鉄道となって関西電力より分離し た。駅舎に隣接して欅平ビジターセンターがあったが取り壊され欅平イ ンフォメーションセンターが跡地に建設中で2012(平成24)年完成 の予定。 駅近くの奥鐘橋の上からは関西電力の黒部川第3発電所、新黒部川第 3発電所、欅平駅を見ることができる。橋を渡ると人喰岩を経て名剣温 泉、祖母谷温泉(ばばだに)へ行くことができる。 駅から1kmほど下流には黒部川で最も狭い谷猿飛峡がある。猿が飛 び移れるほど狭いということから、この名がついている。国の特別名勝 天然記念物に指定されている。 欅平駅から猿飛峡までは片道20分だが、遊歩道は水害などで通れな いことが多いので行きたい方は黒部峡谷鉄道に確認したほうが良い。 2009年7月は通行可能だった。 |
改札口 |
駅舎2階から新黒三発電所とホーム |
猿飛峡遊歩道から上流側 |
河原展望台から奥鐘橋 |
宇奈月側からホーム |
ホーム |
ホームの駅名標 |
駅名標 |
窓口上の時刻表 |
窓口と案内所 |
改札口の列車発車案内 |
コンコースの待合室 |
改札口からコンコース出口方向 |
コンコースの土産店 |
駅舎前のトイレ |
河原展望台の足湯 |
奥鐘橋 |
滝に見える砂防ダム |
関西電力黒三発電所 |
宇奈月駅側のポイント |
ホームから関西電力黒三発電所 |
トイレ外壁の駅銘板 |
駅前の黒部峡谷の石碑 |
雨量計のデジタル表示器 |
奥鐘橋から欅平駅 |
猿飛峡遊歩道入口の案内板 |
駅舎2階から遊歩道 |
関西電力新黒三発電所 |
駅の下側にある猿飛山荘 |
遊歩道の案内板 |
河原展望台の足湯 |
河原展望台から猿飛山荘 |
遊歩道の案内板 |
遊歩道から下流側 |
猿飛峡 |
発車したボハ2500形+貨車の宇奈月行き |
機回し作業 |
到着したボハ2000形列車 |
入線するボハ2500形列車 |
待機する機関車 |
入線するオールボハ1100形列車 |