石地駅舎	到着する115系弥彦線経由三条行き列車
石地駅は１９１２(大正元)年１１月１１日に越後鉄道の駅として開業、開 業当時は刈羽郡石地町だった。越後鉄道は１９２７(昭和２)年１０月１日 に国有化され１９８４年４月に電化された。電化は国鉄が財政難の時期で、 架線はかつて路面電車で見られた直接吊架式で最高速度は８５km/hに制 限されている。写真のように駅構内と前後区間はカテナリー式になってい る。現在は路面電車も交差点を除きカテナリー式となっている。 　１９９１(平成３)年に行き違い設備が撤去され廃止ホームが残っている。 終日無人駅で吉田−柏崎間は列車本数が少なく、柏崎行きが９本、吉田行 きが６本、東三条行き２本、新発田行きが１本停車する。下りは始発列車	の新発田行きのみが新潟へ直通するが、上りは３本が新潟−柏崎間となっ ている。上りは９時２０分から１３時１６分まで列車がない。高校生通学 の路線となつている。最近は少子化で学校が統合され、小中学生の列車通 学も増えている。 　駅前広場に別山郵便局がある。駅前から県道４８号線を北西に進むと２ ００８年に完成した後谷ダムがあり、更に進むと石地海水浴場があり、海 水浴場から国道352号線を北西に進むと出雲崎石油記念公園がある。南東 に向かうと長岡市街地に達する。 　この駅は後谷ダム取材の途中に訪れた。