2022/03/15 更新                                                                                                                                  PhotoSize 610・1224

521系   金沢−糸魚川
 北陸新幹線の金沢延伸開業に際し、北陸線をJRに代わって運行する、あいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道はJR西日本から521系を譲り受け
て運行する。あいの風とやま鉄道は2次車16編成、IRいしかわ鉄道は2次車3編成、3次車2編成。
 IRいしかわ鉄道の521系は、側面と転落防止幌には石川の伝統工芸を彩る5つの色、加賀五彩が各編成1色ずつアクセントカラーとして配されて
いるので車両番号が確認できなくても、どの編成か判る。
 2018年3月あいの風とやま鉄道が3次車同様の1000番台を1編成導入、2020年3月に1編成、2021年3月に1編成、2022年3月
に1編成導入し、同社の521系は20編成となった。

 2021年3月にIRいしかわ鉄道が、JR西日本が七尾線に導入した100番台を3編成導入し、同社の521系は8編成となった。

製  造 :2009年近畿車輛 2010年川崎重工  2013年近畿車輛・川崎重工
電気方式 :直流 1500 V・交流 20000V 60Hz(架空電車線方式)
主電動機 :WMT102C かご形三相誘導電動機
出  力 :230kw 
最高速度 :120km/h
制御装置 :VVVFインバータ(WPC11-G2) 1C1M制御静止形インバータ一
ブレーキ :電気指令式ブレーキ(直通・回生・抑速・耐雪ブレーキ機能付き)
台  車 :動力台車 WDT59B  付随台車 WTR243C
定  員 :電動車両 129名(座席56) 付随車両 123名(座席52)
車体寸法 :長さ20.1m 巾2.95m 高さ3.69m
自  重 :電動車両クモハ521形 43.2t  付随車両クハ520形 44.3t

IRいしかわ鉄道所有車
IR01  クモハ521-10+クハ520-10
(緑)     IR02  クモハ521-14+クハ520-14(紫)       IR03  クモハ521-30+520-30(紺)
IR04  クモハ521-55+クハ520-55
(金)     IR05  クモハ521-56+クハ520-56(赤)
IR06  クモハ521-116+クハ520-116     IR07  クモハ521-117+クハ520-117          IR08  クモハ521-118+520-118

あいの風とやま鉄道所有車
AK01  クモハ521-6+クハ520-6               AK02  クモハ521-7+クハ520-7                   AK03  クモハ521-8+クハ520-8
AK04  クモハ521-9+クハ520-9               AK05  クモハ521-11+クハ520-11               AK06  クモハ521-12+クハ520-12
AK07  クモハ521-13+クハ520-13           AK08  クモハ521-15+クハ520-15               AK09  クモハ521-16+クハ520-16
AK10  クモハ521-17+クハ520-17           AK11  クモハ521-18+クハ520-18               AK12 
クモハ521-21+クハ520-21
AK13  クモハ521-23+クハ520-23           AK14  クモハ521-24+クハ520-24               AK15  クモハ521-31+クハ520-31
AK16  クモハ521-32+クハ520-32           AK17  クモハ521
-1001+クハ520-1001        AK18  クモハ521-1002+クハ520-1002
AK19  クモハ521-1003+クハ520-1003  AK20  クモハ521-1004+クハ520-1004


クハ520-16+クモハ521-16    高岡駅
 

クハ520-56+クモハ521-56  津幡駅
 

クハ520-1001+クモハ521-1001  高岡やぶなみ駅
 

クハ520-55+クモハ521-55  呉羽駅−小杉駅間
 

クモハ521-21+クハ520-21   森本駅
 

クハ520-30+クモハ521-30  富山駅
 

クモハ521-8+クハ520-8   高岡駅−西高岡駅間
 

クハ520-14+クハ521-14  呉羽駅−小杉駅間
 

クハ520-1003+クハ521-1003    高岡駅
 

クハ520-117+クハ521-117    金沢駅
 

高岡駅3番線に停車中の521系AK19編成ほか富山行き
     

高岡駅3番線を発生した521系AK19編成ほか富山行き    
    

クモハ521-17の車内
 

クモハ521-56の車内
 

クモハ521-1002の車内
    

クモハ521-1002の車内灯 蛍光灯直管形LEDとアルミ形材の反射板 
    

クモハ521-7  運転台
 

クモハ521-7とクハ520-17の連結部
 

クハ520-17の連結側のトイレ
 

クモハ521-56とクハ520-55の連結部
 

クモハ521-6+クハ520-6+クモハ521-21+クハ520-21   小杉駅−呉羽駅間
 

クモハ521-30+クハ520-30+クモハ521-10+クハ520-10  小杉駅−呉羽駅間
 
413系   金沢−泊
  北陸地区向け交直流両用車で金沢配置の471系・473系に近郊形車体新製して誕生した。クハ455形700番台2両を含む3両編成×11本で
車体更新車は31両。
 あいの風とやま鉄道が5編成譲り受け、朝夕の混雑時のみ使用する。中間車の転落防止幌取付などの体質改善工事が行われているが、使用期間が短期間
と予想されることからドアの開閉ボタンは設置されていない。2017年に1編成がイベント兼用車両に改造された。2018年には1編成が観光列車
「一万三千尺物語」に改造された。2021年5月にAM04編成が廃車となっている。2022年にAM02編成が車検切れになることから運用離脱が予
想される。

製  造 :1986〜1988年国鉄松任工場
電気方式 :直流 1500 V・交流 20000V 60Hz(架空電車線方式)
主電動機 :MT54形直巻整流子電動機
出  力 :120kW
最高速度 :110km/h
制御装置 :CS15形電動カム軸式(抵抗制御・直並列組合せ・弱め界磁)
ブレーキ :発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ
台  車 :動力台車 WDT32  付随台車 WTR69
定  員 :クモハ413形 118名(座席65) モハ412形 132名(座席72) クハ412形 116名(座席65)
車体寸法 :長さ20m 巾2.95m 高さ4.09m
自  重 :クモハ413形 40.5t   モハ412形 43.5t   クハ412形 36.0t
      
台車は
体質改善工事でJR西日本が新製したものに交換されている。

あいの風とやま鉄道所有車
AM01  クモハ413-1+モハ412-1+クハ412-1  (観)  AM02   クモハ413-2+モハ412-2+クハ412-2  (北)
AM03  クモハ413-3+モハ412-3+クハ412-3  (黒)  AM07   クモハ413-7+モハ412-7+クハ412-7  (青)
AM10  クモハ413-10+モハ412-10+クハ412-10  (青)


クモハ413-2+モハ412-2+クハ412-2  小杉駅−呉羽駅間
 

クモハ413-7+モハ412-7+クハ412-7    越中大門駅
 

クモハ413-1+モハ412-1+クハ412-1 高岡やぶなみ駅
 

クモハ413-10+モハ412-10+クハ412-10  呉羽駅−小杉駅間
 

クハ412-7 運転台
 

クハ412-7 車内
 

クモハ413-3+モハ412-3+クハ412-3  呉羽駅-小杉駅間
 

クモハ413-3車内                  モハ412-3車内                 クハ412-3車内
 
除雪用モーターカー

除雪用モーターカーロータリー側 魚津駅          除雪用モーターカーラッセル側 魚津駅   521系との比較  魚津駅

 


ET122形   直江津−泊  (イベント兼用車 妙高高原−泊) (リゾート車 妙高高原−糸魚川)
 北陸新幹線の金沢延伸開業に際し、並行在来線会社のえちごトキめき鉄道は北陸本線の直江津駅−市振駅間を引き継ぐ、北陸本線は日本海ひすいラインとなる。
  日本海ひすいラインで使用する車両の検討に当たって、北陸本線の新潟県内沿線の輸送密度が経営分離区間の中でも特に低い点などを考慮して、単行運転可能な車両が必要だが、北陸本線糸魚川−梶屋敷間に交流電化と直流電化の境界となるデッドセクションが設置されているが単行
運転可能な交直両用車両は存在しないため、気動車を導入することになった。新潟県の地元企業、新潟トランシスで製造している、JR西日本の両運転台気動車キハ122系を寒冷地仕様にして導入した。直江津駅に転車台があり、イベント兼用車のET122-7の向きが2016年と2017年では逆になっていた。


製  造 :2014年新潟トランシス製
機関型式 :SA6D140HE−2 (1台)
機関出力 :331KW(450ps)
最高速度 :100km/h
駆動装置 :DW21(変速1段直結4段)
ブレーキ :機関ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(増圧付き)
台  車 :動力台車 WDT65  付随台車 WTR248
定  員 :一般車 113名(座席33)  イベント兼用車 106名(座席40)
車体寸法 :長さ20.8m 巾2.9m 高さ3.65m
自  重 :一般車両 40.5t  イベント兼用車両 41.1tET122-1、

所有車
一 般 車 両         ET122-1、ET122-2、ET122-3、ET122-4、ET122-5、ET122-6
イベント兼用車両 ET122-7、ET122-8
リゾート車両   ET122-1001+ET122-1002(2両固定編成)


ET122-4   梶屋敷駅
 

ET122-6   直江津駅
 

ET122-1   泊駅
 

ET122-6   同一ホームでの乗り継ぎ 泊駅
 

ET122-7イベント兼用車  泊駅
 

ET122-8イベント兼用車  泊駅
 

一般車 ET122-3車内
 

一般車 ET122-4車内
 

イベント兼用車 ET122-7車内
 

イベント兼用車 ET122-8車内
 

ET122-6 運転台
 

ET122-4 先頭部
 

ET122-4 台車
 

ET122-3 側面行き先表示(夜間撮影)
 

ET122-4+ET122-7の快速直江津行き  糸魚川駅
 

ET122-1001+ET122-1002の観光列車「雪月花」妙高高原経由上越妙高行き  名立駅
 

ET122-1001車内    画像:えちごトキめき鉄道

ET122-1002車内     画像:えちごトキめき鉄道