2018/02/18 更新
 上越市は港町の直江津市と城下町の高田市が合併して1971(昭和46)年に発足した。その後、2005(平成17)年1月1日に、周辺の
13町村と合併している。2018年2月1日の推計人口は 195,018人となっている。1971年合併時の直江津市の人口は45,357
人で、高田市は75,053人だった。
 上越市内には名立、有間川、谷浜、直江津、春日山、高田、南高田、上越妙高と、えちごトキめき鉄道の8駅がある。黒井、犀潟、土底浜、
潟町、上下浜、柿崎の、JR東日本の駅が7駅あり、更に北越急行の駅が、くびき、大池いこいの森、うらがわら、虫川大杉、ほくほく大島の
5駅ある。このように駅が多く、市の面積は973.81kuで新潟県では村上市に次いで2番目に広く2007年に市町村の合併特例法に基づ
く地域自治区制度を全国で初めて導入している。
 上越市役所の最寄り駅は春日山でえちごトキめき鉄道の本社は車両基地のある直江津駅に併設されている。
 高田地区には高田城趾が公園として整備されている。高田城は、徳川家康の六男、松平忠輝公の居城として築城されたの跡に公園が造られた
全体が新潟県の史跡に指定されている。園内には、復元された高田城三重櫓や総合博物館、小林古径記念美術館、高田図書館などの文化施設、
陸上競技場、野球場等のスポーツ施設、ブロンズ像を配置した遊歩道、岩野勇三ブロンズコーナー、外堀をめぐる遊歩道があって、市民の散策
や憩いの場となっている。日本画の大家、小林古径の邸宅や、本丸と二の丸を結ぶ極楽橋も復元されている。
 高田公園の桜は、約4000本あり、夜になると三重櫓と桜がぼんぼりの明かりに映え、堀の水面に映る様は日本三大夜桜の一つに数えられ
ている。5月に訪れたため、遅咲きの八重桜のみ咲いていた。
 内陸の高田は豪雪地帯で雁木通りが残っている。雁木は、おもに冬季の通路を確保するために家屋の一部やひさしなどを延長したもので豪雪
地域に見られる。高田駅前通りにも雁木が残っている。
 中郷区(旧中郷村)には新潟県唯一で、全国的にも珍しいスイッチバックの二本木駅がある。二本木駅に隣接して日本曹達二本木工場があって
引き込み線があったため、電車化でスイッチバックが不要になった後も残った。妙高市にある関山駅もスイッチバック式だったが電車化で19
85年に廃止されている。中郷区は妙高市に囲まれた飛び地のように見えるが、大毛無山(1,429m)付近で名立区と繋がっている。

えちごトキめき鉄道直江津駅

えちごトキめき鉄道直江津車両基地 JRや北越急行の車両も

春日山駅に到着するE127-V5編成妙高高原行きと上越市役所

春日山駅から春日山城跡

春日山神社

えちごトキめき鉄道高田駅

高田公園の高田城三重櫓

高田公園の内堀と三重櫓

高田公園の外堀と西堀橋  外堀には蓮が植えられている

高田公園の外堀と野球場

高田公園小林古径邸庭園のツツジ

高田公園の八重桜

北陸新幹線上越妙高駅

上越妙高駅前から妙高山

えちごトキめき鉄道二本木駅

二本木駅を通過する下り雪月花

名立駅ホームから名立川と北陸自動車道 奥が名立の町並み

名立駅ホームから発車した観光列車「雪月花」

新潟県・上越市水道局の正善寺ダム湖

新潟県・上越市水道局の正善寺ダム湖 湖畔にはアジサイ

新潟県・上越市水道局の柿崎川ダム湖

新潟県・上越市水道局の柿崎川ダム堰堤

湖畔には旧柿崎町の花ハマナスが植えられている

ハマナスの実