2020/01/26 更新


 射水市は、2005年11月1日、射水郡の小杉町、大門町、大島町、下村と新湊市が合併して発足した。あいの風とやま鉄道の駅は小杉町
の小杉駅と大島町の越中大門駅である。
 小杉町は富山と高岡の間に位置し、江戸時代には加賀藩主が江戸への参勤交代に使う北陸道加賀藩往還道が通り、加賀藩の宿駅小杉新町とし
て栄えた。近年は、富山市・高岡市のベッドタウンとして宅地開発が活発である。太閤山に大規模団地が造成され富山県民公園太閤山ランド、
富山県立大学がある。2019年1月31日現在の推計人口は92,935人となっている。
 新湊市は鎌倉時代以後、海岸部の湊町放生津を守る放生津城が築かれ、越中守護所が設けられた。室町時代の1493年には、明応の政変の
難を避けて室町幕府10代将軍足利義材が、放生津城主で守護畠山氏の守護代神保長誠の手引きで下向し、幕府政権を樹立した地である。江戸
時代には加賀藩領となり、北陸道放生津街道が通り、北前船の出航地として栄えた。
 市内を流れる内川には漁船やボートが並んで係留され、川に架かる橋が観光名所となり観光船が運行されている。観光船は初代帆船海王丸が
係留されている海王丸パークから富山新港、内川の橋めぐりをして富山湾に出て海王丸パークに戻るコースとなっている。
 海王丸パーク近くに富山湾の新鮮な魚や市内の農産物を販売するきっときと市場があり、新湊地区と富山市四方を結ぶ斜張橋の新湊大橋も観
光名所となっている。
 新湊漁港東地区の前にある放生津八幡宮は、大伴家持が越中の国司として赴任した際、奈古之浦の風光明媚な景色を愛し、宇佐八幡から分社
して奈呉八幡宮とされのが始まりで、毎年10月1日の例大祭には13基の曳山が町内を引き廻される。


海王丸パークから新湊大橋と立山連峰

射水市堀岡から新湊大橋、海王丸パーク方向

新湊大橋歩道「あいの風プロムナード」

片口緑地公園から新湊大橋

順風時 総帆展帆の海王丸

帆船初代海王丸と遊覧船万葉丸

新湊大橋から海王丸パーク

海王バードパーク東観察小屋と観察センター

射水市の水産・農産物を販売する「きっときと市場」

蒲鉾製造販売の 新湊蒲鉾「夢テラス海王」

内川橋梁を渡る万葉線アイトラムと立山連峰

内川に架かる神楽橋から屋根付き歩道橋東橋

神楽橋から内川の歩道橋新中橋 庄川河口方向

神楽橋から山王橋 富山新港方向

内川の神楽橋から川の駅新湊

内川の新西橋付近にある専念寺の笠松

放生津八幡宮拝殿

放生津八幡宮例大祭の宵山(提灯山)

太閤山ランド中央広場への橋

太閤山ランド 芝生広場と展望塔

太閤山ランド あじさい園

太閤山ランド スワンボート

夏休み大人気のプール広場

五箇山から移築された合掌造家屋「太閤山荘」