2023/07/05 更新
越中中川駅は1916(大正5)年4月に高岡中学校(現:富山県立高岡高校)
、高岡工芸学校(現:富山県立高岡工芸高校)の学生の乗降のみの駅として
開設された。当時は高岡市ではなく、下関村中川だった。当時中川付近の線路は藪の中を走り周りには湿地帯も見られた。その後1924(大正13)
年に高岡高等商業学校が開校され、藪は切り開かれ教員の為の宿舎が作られた。
高岡高等商業学校は戦後、富山大学工学部となったが、工学部が富山市五福へ移転したため、跡地に富山県立高岡高校の校舎が建てられ、高岡高校
と県営プールの跡地に高岡市美術館が建てられた。越中中川駅ホームの向かい側は富山大学工学部のグラウンドだったが跡地に富山県高岡文化ホール
が建てられた。
高岡古城公園の最寄り駅で搦手口が近いが、車社会になり駐車場に近い北口から入る人が最も多く、高岡駅からは大手口や駐春橋を利用する。元々
通学のために開設された越中中川駅は今も通学の生徒で賑わう。 |