小矢部川水系小矢部川 刀利ダム湖                           2020/06/05 更新
 
 富山県南砺市刀利にある刀利ダムは小矢部川にある農林水産省の潅漑、洪水調整、発電の多目的ダムで富山県が管理している。このダムは小矢部川ダムという名称も使われている。堰堤は富山県で少ないドーム型アーチ式。
 ダム湖の最大貯水量は31,400,000m
3、有効貯水量は23,400,000m3。発電は富山県企業局の小矢部川第一発電所で12,500kWの発電を行っている。
 ダム天端は富山・石川県道10号金沢湯涌福光線が通っている。この道路は南砺市網掛−金沢市板ヶ谷間が1車線で、この区間冬季間閉鎖となっている。加賀藩時代からの道路で、加賀藩が五箇山で密かに製造した塩硝を金沢に運んでいたので塩硝街道とも呼ばれている。塩硝街道は刀利ダムからは富山県道54号福光平線となり西赤尾の岩瀬家付近の国道156号線に繋がっている。ダム湖右岸の県道54号線沿いに富山県青年の山研修館がある。
 初めて訪れたのは2009年5月2日でソメイヨシノと八重桜が同時に咲いていた。平地では八重桜は2〜3週間遅い。2009年4月30日まで金沢市からは来れたが、南砺市側からは自然災害のため通行止だった。左岸駐車場前には刀利ダムの建設に尽力された富山県の偉大な政治家松村謙三氏の銅像が建っている。
 二度目に訪れたのは2009年8月27日は水位が相当下がっていて、4月の、ほぼ満水時とは印象が変わっていた。右岸の県道54号線は災害復旧工事のため、一般車両通行止めになっていた。上平の西赤尾口にも通り抜けできないとの表示があった。
 放水は黒部ダム同様に下部のフィクストコーンスリーブ弁が使用され、洪水吐からの放水は通常無い。訪れた日は放水が行われておらず、下流の川に水は無かった。フィクストコーンスリーブ弁は全国のアーチ式ダムに見られる。
 ダムから富山・石川県道10号金沢湯涌福光線を金沢へ向かうと途中に
浅野川温泉遊楽がある。入浴時間は8時から22時までで大人400円、小学生130円、園児50円。県道から少し入った所に温泉郷の湯涌温泉があり、日帰り入浴施設の総湯白鷺の湯がある。入浴時間は7時から22時までで大人420円、小学生130円、園児50円。
 富山県側の南砺市網掛地区に福光町の老人福祉施設を改装してオープンした
湯宴遊福光温泉
があり、日帰り入浴時間は10時から13時45分までで大人500円、小学生200円、幼児無料。


左岸の公園から右岸県道54号線

左岸の公園から右岸県道54号線

左岸の公園から右岸県道54号線

左岸の公園から上流側

左岸県道10号線より堰堤方向  4月

左岸県道10号線よりダム湖  4月

左岸県道10号線よりダム湖  4月

左岸県道10号線よりダム湖上流方向  4月

国左岸県道10号線よりダム湖上流方向  4月

左岸の公園からダム湖上流側  4月

左岸から刀利ダム堰堤

県道54号線から堰堤  8月

県道54号線から左岸公園方向  8月

県道54号線からダム湖上流側  8月

県道54号線から取水口

県道54号線からダム湖左岸

県道54号線から半島部

県道54号線からダム湖堰堤側

左岸公園からダム湖

県道10号線から半島部

浅野川温泉遊楽

総湯白鷺の湯

湯宴遊福光温泉

非常用洪水吐はゲート付

ダム湖側から非常用洪水吐

フィクストコーンスリーブ弁

右岸から減勢池

監視所下の取水装置

インクラインと艇庫 満水時

インクラインと艇庫 渇水時

ダム管理艇 第2刀利号・とうり

右岸から刀利ダム堰堤

堰堤天端の県道10号線

ゲート開閉機小屋

堰堤天端より下流側

刀利ダム監視所

監視所前の銘板

検査廊入口・除雪車格納庫

公園のダム記念碑と松村謙三氏像

公園から堰堤

公園の駐車スペース

公園の案内板

刀利ダムについて 拡大表示