大正池堰堤 霞沢発電所取水堰 大正池                                 2020/07/06 更新
 
 長野県松本市安住上高地にある大正池堰堤は水路式発電所の東京電力霞沢発電所取水堰。認可出力39000kW。堰堤ゴム引布製起伏式で、有効貯水量は約80,000m3
 大正池は、1915年に焼岳で大噴火が発生し、その際に噴出した多量の泥流により梓川がせき止められてできた池で、霞沢発電所の調整池として使用されている、上流からの土砂流入のため1977年以降、霞沢発電所を所有する東京電力が毎年土砂の浚渫を行っている。
 観光地としての大正池を維持するため観光シーズンが終わった11月〜12月上旬に浚渫船を持ち込んで浚渫工事が実施されている。浚渫量は毎年ダンプトラック3000台で、浚渫工事をしないと約10年で大正池は埋まってしまうことになる。この付近の梓川の流量は多いので、霞沢発電所の取水をするだけなら、こんな大きな池は要らない。取水設備の周囲を重機を使って浚渫すれば事足りる。
 上高地では真夏でも大正池を始め、全域でマガモを見ることができる。マガモは冬の渡り鳥で11月末から4月初めまで見ることができるが、上高地のマガモは渡りをせず、上高地で繁殖する。カルガモも住んでいてメスは見分けがつきにくい。
 河童橋近くの小梨平キャンプ場の森のリゾート小梨の湯
は立ち寄り湯が可能で、入浴できる時間は12時から19時までで大人600円、小学生500円、幼児100円。
 田代橋上流の梓川右岸の上高地温泉ホテルも立ち寄り湯が可能で、入浴できる時間は12時から19時までで大人800円、小学生・幼児400円、3才未満無料。


シャトルバスから大正池

シャトルバスから大正池上流部

左岸の大正池バス停付近から右岸

左岸の大正池バス停付近から下流側

左岸の大正池バス停付近から上流側

大正池−田代池間の遊歩道から

左岸から焼岳 7月

左岸から焼岳 10月

左岸から右岸の紅葉

左岸から上流方向 穂高岳

大正池−田代池間の遊歩道から大正池

大正池−田代池間の遊歩道から大正池

左岸の大正池バス停付近から霞沢発電所取水堰

シャトルバスからゴム引布製起伏堰

ゴム引布製起伏堰制御小屋

霞沢発電所取水口

国道158号線から東京電力霞沢発電所

大正池

田代池

田代橋から上流側

ウェストン碑

河童橋

河童橋から上流側

河童橋から下流側

小梨平の中川

遊歩道からの風景

岳沢湿原

穂高神社奥宮

明神池

明神橋

明神橋から明神岳

田代橋付近から霞沢岳

大正池のマガモ オス

大正池のマガモ メス・オス

大正池のマガモ オス

明神池のマガモ オス

岳沢のカモの親子   マガモかカルガモかは判らない

大正池のキジバト

管小梨平のキジバト

明神池のイワナ

右岸のニホンザル

森のリゾート小梨の湯 右端の建物

上高地温泉ホテル