小矢部川水系麻生谷川　法林寺ダム　つつじヶ池             2020/03/18 更新

　富山県南砺市法林寺にある法林寺ダムは、小矢部川の支流明神川にある潅漑用溜め池でダム湖の総貯水量５０,０００m³、有効貯水量は４０,０００
m³。洪水吐は自然越流式で取水設備は多項式スライドゲートが５門設けられている。ダム湖には鯉が多く錦鯉も見られる。元は江戸時代に作られた溜め池だが、その後の改修により１５.８ｍの堰堤が作られ、ダムとなったが、下流側の水田が嵩上げされて低く見える。法林寺山一体は岩つつじが自生していたので「つつじヶ池」と命名された。
　ダム湖は南砺市と金沢市を結ぶ新たなメインルートとなった富山・石川県道27号線のすぐ側にある。石川県に入るとすぐに医王ダムがある。麻生谷川は法林寺温泉の裏の砂防ダムから、つつじヶ池に入った後、南砺市川西の石黒公民館付近で、医王ダム付近から流れる明神川に合流する。
　麻生谷川の旧河道に法林寺断層が露出していて新生代、新第三紀中新世の貝化石層が発見されている。
　ここは何度となく通ったがダムだとは気づかなかった。地図でも「つつじヶ池」と記載されている。　県道２７号線を金沢方面へ行くと医王トンネルを抜けた南砺市小又地区には日帰り温泉施設ぬく森の郷がある。入浴時間は９時から２２時で大人５００円、小学生３００円。
　つつじヶ池上流側の県道沿いに法林寺温泉があり、入浴時間は８時から２１時で大人５５０円、小学生２５０円。元旦は休業。