７０００形は１９５７年から東京都電をモデルに製作された。２２両作られたが現在残った１２両すべてが冷房化され、８０００形やＴ１００形と
共通運用されている。富山地鉄は鉄道線、軌道線とも１００％冷房化されている。冷房化は１９８４年７月に７０２０，７０２１が行われ、１９８９
年６月の７０１３を最後に完了した。
　７０００形は１９５７年から１９６５年にかけて日本車輌で７００１〜７０２３(７００４除く)の２２両が製造された。台車の強度不足から冷房化
ができない７００１〜７０１１が１９８３年から１９９３年にかけて廃車となった。１９９０年から７０１７〜７０２３の７両に電照式の広告が取り
付けられている。電照式の広告は撤去や移動があり、現在、７０１７、７０２０、７０２１、７０２３の４両となっている。
  ２０１３年末に７０２２が水戸岡鋭治氏デザインのレトロ電車にリニューアルされた。７０１２、７０１５、７０１６、７０１９の４両が全面広告
車となっている。
　塗装は稲荷町車両基地の塗装工場で行われ、市電の南富山車両基地と鉄道線の稲荷町車両基地の間は深夜不二越線をＤＬ形機関車に引かれて移動す
る。７０１８のみが旧オリジナル塗装で残っている。７０１８の窓周りは以前アイボリーだったが、黄土色に変更になり電照式の広告も外され、登場
時の姿に戻った。
　Ｔ１００形登場により、２０１０年に７０１４が、２０１８年に７０１３が廃車となった。Ｔ１００形が４両導入され、状態の悪い車両から順次廃
車になると見られる。