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![]() 行田公園の花菖蒲 |
![]() 園内を流れる中川の清流 |
行田公園(ぎょうでんこうえん)は市街地近くにありながら、園内に一 歩足を踏み入れると、うっそうとした森が広がっている。東西に長く面 積は6.6ヘクタール。中央には中川が流れ、ハンノキやオニグルミ、各 種シダなどの大木や多様な植物が生えている。 かつては京都祇園神社(現:八坂神社)の荘園の一部であったことから 祇園田と呼ばれ、やがて訛って「ぎょうでん(行田)」と呼ばれるように なった。 四季それぞれの樹木や草花が咲くが、最も多くの人が訪れるのは6月 中旬ごろ。東西南北の各菖蒲園で計88種4万株のハナショウブが見頃 を迎え紫や白などの優美な花が咲き誇りアジサイも見頃となる。この頃 に「花しょうぶ祭り」が開催され、臨時観光案内所や売店が設置される。 園内の各所で湧き水が発生し、幾筋もの小川をつくる。2008年に は環境省認定の「平成の名水百選」に、「行田の沢清水」が選ばれた。 6月にはホタルが舞う。 |
園内にはグラウンドや遊具、市スポーツ・健康の森公園に続くウオーキングコースなどがあり、市民が自然に親しみながら体を動かす憩いの場になっている。園内の児童館には国鉄1245形蒸気機関車の日本カーバイド工業2号機が静態保存されている。1号機は魚津市立村木小学校に保存されている。 滑川市が1959年、森の自然を生かす形で公園化に着手した。1974 年に滑川市出身者からハナショウブ35種1万5000株の寄贈を受けたことをきっかけに、ハナショウブ園の整備を始めた。園内では約460種の植物、約350種の生き物が確認されている。 富山地方鉄道中滑川駅から徒歩約10分、あいの風とやま鉄道滑川駅から徒歩約15分、北陸自動車道滑川インターチェンジから車で約8分。 計80台分の駐車場を備えている。コミュニティーバスは蓑輪ルートの児童館前、行田公園口か大日室山ルートの泉ケ丘・児童館口で降車する。 |
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![]() 南菖蒲園 |
![]() 南菖蒲園 |
![]() 西菖蒲園 |
![]() 西菖蒲園の花菖蒲 |
![]() 東菖蒲園 |
![]() 東菖蒲園 |
![]() 東菖蒲園の橋付近にのみ見られる黄菖蒲 水田脇に野生化している |
![]() 東菖蒲園の花菖蒲 |
![]() 茂みの野生種のアジサイ |
![]() ガクアジサイ |
![]() ガクアジサイ |
![]() 西洋アジサイ |
![]() シダ植物も多く見られる多彩な植栽 |
![]() イワガネゼンマイ |
![]() ワラビ |
![]() クサソテツ(新芽はコゴミ) |
![]() 湧水のユキノシタ |
![]() 中川の清流に咲くバイカモ |
![]() 児童館前の遊具広場 |
![]() 児童館前の日本カーバイド工業2号機(国鉄1245形蒸気機関車) |