最終更新日:2024/09/28
最終取材日:2017/05/13
 
すいどうつつじこうえん
所在地:高岡市笹八口
 大きな白い配水池と3色に塗り分けられた配水管が目印で、高岡市国吉地区の西山丘陵に位置する。ツツジ類約1万5千本、サクラ約200本のほ
か、万葉集に詠まれ高岡市の花であるカタカゴ(カタクリ)の球根約2万個が植えられており、花々が咲く3月下旬〜6月上旬には多くの家族連れらが
散策や写真撮影を楽しむ。平日はシニアの団体や介護施設の行楽も多い。高岡市笹八口は配水池の住所。
 1979年、国吉配水場を建設する際に出た土砂を利用して整備された。配水池の前には、付近に伝わる龍梅水伝説にちなんで造られた噴水があ
る。雌龍が残した実を植えると鮮やかな白梅と紅梅が育ち、指定した場所から水が湧き出したという言い伝えで噴水の中心にある女神像は手にウメの
小枝を持っている。
 2001年には通水70周年を記念して、伝説をイメージした「うるおい水車」も設置された。「うるおい水車」の近くには地場産業であるアルミ
の押出形材で作った藤棚があり、ツツジと同じ時期に花を咲かせる。ツツジやフジが終わるとサツキツツジが花を咲かせる。
 園内の整備は地元住民が行い、1992年に発足した「水道つつじ公園を愛する会」が実施。毎年、カタカゴの球根を植える活動に励んでいる。
 公園は総面積4万840u。1997年には県が選ぶ「とやま花の名所」に、2011年には「富山さくらの名所70選」になった。配水池は容量
1万2000㎥。富山県和田川総合管理所子撫川支所から送られてくる水を一時的に蓄え、市内に給水している。
 あいの風とやま鉄道高岡駅・北陸新幹線新高岡駅からタクシーで約20分。能越自動車道高岡IC・高岡北ICから約10分。
 近くに前方後円墳の上に建つ見多気神社がある、古墳名は見多気神社古墳。更に行くと越中守護代で二上城主神保氏ゆかりの曹洞宗信光寺がある。
市道の水道つつじ公園案内板を右折すると国吉りんご直売所があり、林檎の季節以外も農産品を直売している。       水道つつじ公園案内図


※2022年6月から20026年3月まで水道設備の配管の全面的な更新・耐震化工事が行われており、桜やツツジの開花する4月、5月以外は入場制限
 が行なわれる。

駐車場からヒラドツツジ

駐車場からの遊歩道沿いのソメイヨシノ

公園のシンボル配水池と噴水 梅は左が紅梅、右が白梅

配水池前の噴水

遊歩道から方面別に三色に塗り分けられた送水管

国吉側への遊歩道から送水管

富山県和田川総合管理所子撫川支所が取水する子撫川ダム

水道つつじ公園案内板            1920 X 1080 拡大

藤棚前の水車

管理用車道 ソメイヨシ

管理用車道の桜並木

管理用車道から

管理用車道側から

ラ藤棚、水車、東屋側

遊歩道から

遊歩道からヒラドツツジ

登りの遊歩道からヒラドツツジ

登りの遊歩道から

登りの遊歩道からヒラドツツジ

地場産業のアルミ押出形材で作った藤棚

ソメイヨシノ

カタクリ 万葉歌ではカタカゴ 高岡市の花

公園のヒラドツツジ   サツキツツジ1〜2週間後に咲く

国吉側への遊歩道沿いに咲く白いウツギ

高岡水道つつじ公園駐車場

駐車場への途中にある国吉りんご直売所 林檎の季節以外も農産品を販売

古墳の上に建つ見多気神社 古墳名は見多気神社古墳

見多気神社拝殿

高岡市手洗野の曹洞宗信光寺 二上城主神保氏ゆかりの寺

信光寺の龍梅大観音像

信光寺庭園のボタン

高岡市五十辺の浄土真宗大谷派開正寺