2025/02/15
7:35 更新時天気 曇り 気温 1.2℃
HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

射水市黒河の富山県民公園太閤山ランドスポーツ広場から立山連峰 剱岳
2025/01/18 撮影
1920 X 1080
今日の列車(富山地方鉄道本線)

本線越中舟橋駅−越中三郷駅間を走る17481+17482電鉄富山行き
2023/12/30 撮影
1920 X 1080
今日の動物

滑川市行田公園の錦鯉 2024/09/03 撮影
1920 X 1080
今日の植物(高岡おとぎの森公園の薔薇 2015/06/08)

ジュビレ ドュ プリンス モナコ
1920 X 1080
富山県内高校の「公私比率」撤廃へ 2026年入学から
独自に定員、少子化で役割終了
2025年2月15日 00:12
県内の県立・私立高校が募集定員を決める際の目安となる「公私比率」が
撤廃されることになった。2026年春入学の募集から適用され、各校設置
者が独自に定員を設定できる。1981年以降、私立の安定経営や計画的な
教員確保を目指し比率を決めてきたが、少子化などから役割を終えたと判断
した。生徒獲得競争による教育の質の向上が期待される一方、定員割れの深
刻化や私学の経営悪化リスクもはらむ。
公私比率の在り方を県側と協議してきた神通学館(富山市)の須田英克理
事長や荒井学園(高岡市)の荒井公浩理事長ら私立高校関係者4人が2月1
4日、県庁を訪れ、新田八朗知事に撤廃することを報告した。
これまでは私学関係者や県、県教育委員会などでつくる県公私立高校連絡
会議で比率を議論し、中学卒業予定者数や進学実態を踏まえて3年ごとに見
直していた。2023〜25年度は県立全日制が70.8%程度、
私立が22.6%程度で、この割合を目安に各校が募集定員を決めている。
2026年度以降の対応を巡っては、昨年5月以降4回にわたって撤廃も
含め協議。撤廃により、特定の高校で定員割れが深刻化する可能性があるな
ど課題を指摘する声があった一方、各学校が入学者の増加に向けて取り組む
ことが県の教育全体をレベルアップさせるとの意見もあり、2月4日の会合
で撤廃方針を固めた。
新田知事は14日の私学関係者との懇談の場で、撤廃について「大変に意
義深く、重たいことだと受け止めている」と述べた。県私立中学高校協会長
を務める神通学館の須田理事長は「社会の変化や生徒の多様なニーズを踏ま
え、県立高校と共に柔軟な発想で高校教育の魅力を高めたい」と話した。
県教委県立高校改革推進課の丸田祐一課長は、今夏に公表する各県立学校
の募集定員をどのように決めるかは未定だとした上で「近年の志願状況や従
来の公私比率などを参考にしながら検討することになるのではないか」と説
明した。 記事:北日本新聞から