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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙


富山市山本の田尻池から白馬連峰の杓子岳、白馬鎚ケ岳、立山連峰の毛勝山、
釜谷山、猫又山 2025/01/18 撮影
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今日の列車(富山地方鉄道本線)

本線電鉄富山駅に停車中の14773+14774電鉄立山行き 2023/09/10 撮影
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今日の動物


高田城址公園極楽橋から内堀の錦鯉 2023/03/30 撮影
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今日の植物(高岡おとぎの森公園の薔薇 2015/06/08)

オールザットジャズ
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「H3」5号機の打ち上げ成功 日本版GPS衛星
みちびき搭載
2025年2月2日 17:46

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月2日17時半、国産新型ロケッ
ト「H3」5号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。日本版
GPS(衛星利用測位システム)とも呼ばれる準天頂衛星「みちびき6号機」
を予定通り分離した。H3の打ち上げは、2号機から4回連続で成功した。

 みちびきは高精度な測位が可能で、災害対策や生活を支えるインフラとし
ての活用が期待される。他国に頼らない測位を行うために2025年度中に
7機体制にする計画で、現在は1〜4号機が運用中。6号機を投入する静止
軌道は各国間の獲得競争が激しく、位置を確保するために5号機よりも優先
させた。

 現在の4機体制では、一部の衛星が日本から見えない時間帯があり、地球
全体をカバーする米国のGPSなどの信号も使っている。7機体制になれば
単独で測定が可能になる。政府は将来的には11機体制を目指しており、ス
マートフォンなどで位置を把握する際の精度は現状の5〜10mから1mま
で向上するという。

 H3は大型の2段式液体燃料ロケット。5号機は、1〜4号機と同様に主
エンジン2基と補助の固体ロケットブースター2本を使う「2―2形態」。
2025年度は、主エンジン3基だけで低軌道に観測衛星などを運ぶ「3―
0形態」で初めての打ち上げが予定されている。国際的な宇宙ビジネスでは
価格競争力も求められるため、ブースターを使わないことで1回当たりの費
用を抑える。

 2日の打ち上げ後に記者会見したJAXAの山川宏理事長は「安堵すると
ともに大変うれしく思う。関係企業と協力し、開発、運用を着実に進めたい」
と述べた。

 H3ロケット 約30年ぶりに新規開発された国産大型ロケットで、H2
Aの後継機。5号機は全長57m、直径5.2m。柔軟性、高信頼性、低価格
の要素を兼ね備えた使いやすさを目指している。1段目の主エンジンには新
開発した「LE―9」を採用、H2Aより大型の衛星の打ち上げが可能。目
的に合わせて、主エンジンや補助の固体ロケットブースターの数、衛星など
の荷物を格納するカバー(フェアリング)を変更できる。市販品の利用や3
Dプリンターによる部品製造で、低コスト化を図る。

準天頂衛星「みちびき6号機」を載せ、鹿児島県の種子島宇宙センターから
打ち上げられるH3ロケット5号機=2日17時30分
記事・画像:北日本新聞から