2025/01/06
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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

射水市新湊地区内川の神楽橋を通過した内川遊覧船万葉丸
2024/11/13 撮影
1920 X 1080
今日の列車(福井鉄道福武線)

福井城址大名町駅を発車した886+887福井駅→田原町行き
2018/04/01 撮影
1920 X 1080
今日のダム湖
庄川水系境川 境川ダム湖 桂湖 富山県南砺市桂
庄川水系庄川 赤尾ダム湖 富山県南砺市西赤尾
2011/06/12 撮影

境川ダムの桂湖上流の桂橋から下流側
1920 X 1080
今日の植物

射水市戸破の自宅庭に咲く薔薇プリンセスミチコ 2015/05/08 撮影
1920 X 1080
称名滝、やっぱり落差日本一 立山砂防博物館、
60年ぶり調査で350メートル確認
2025年1月6日 05:00
3段目に新たな滝壺
立山カルデラ砂防博物館が約60年ぶりに取り組む「称名滝」(立山町芦
峅寺)の詳細な地形調査で、落差350m大きな変化はなく、「落差日本一」
が揺るぎないことが確認された。一方、新たな滝壺ができつつあることなど、
一部で地形が大きく変化していることも判明。新たな滝壺が確認されれば
称名滝が4段ではなくなる可能性もあり、さらなる解析を進める。(柵高浩)
過去に称名滝を詳細に調べたのは、1960年に行われた民間の調査。
1998年の開館以来、滝の状況を調べてきた立山カルデラ砂防博物館によ
ると、これまでの落差や段数もこれに基づくとされる。2023年春に滝の
最下段の中間付近で水が大きく跳ねる変化が確認されたのをきっかけに、約
60年ぶりに詳細な調査に乗り出した。
調査は水量が少ない秋に実施。福井幸太郎学芸課長補佐を中心に2023
年11月、ドローンで空撮し、赤外線レーザーを搭載した大型ドローンによ
る測量も実施した。得られた地形データを基に、滝周辺の3Dモデルを作成
して分析を進めた。
福井さんによると、上部の瀑流を含めた落差350mに大きな変化はなく、
国内唯一の300m超で「落差日本一」と結論付けた。「300mを切ると
日本一が危うくなる可能性があった」と語る。
今回の注目点は、各段での地形変化の多さだ。4段のうち上から3段目は、
前回調査で確認されていない新たな滝壺ができつつあった。空撮でもはっき
りと見ることができ、赤外線レーザーの調査でも直径5mほどの円形の削ら
れたような跡が現れていた。水の跳ね方に変化が見られる最下段は、滝壺で
はない可能性があるとみており、引き続き調べる。
博物館によると、称名滝は水量の多さや地質の特徴から1年で平均10
cmほど浸食され、後退しているとされる。
飯田肇学芸課長は「日本では他にない景観。大地は姿を変えないというイ
メージを持たれがちだが、絶えず変化していることが明らかになった」と語
る。


称名滝を上空から見た合成画像。4段に連なり、上部の瀑流も含めて
落差350mになる(立山カルデラ砂防博物館提供)
記事・画像:北日本新聞から

下段は一直線 2003/07/27

下段の流れが変わっている 2015/10/27