2024/12/21   13:20    更新時天気  曇り 気温  9.8℃

北陸新幹線、京都駅を通らなければという発想を
止めるべき 
敦賀−米原−彦根−東近江−甲賀−伊賀−奈良

 米原からは滋賀県、奈良県を通り奈良へ、最も工費の安価なルート工法で
建設する。途中に彦根、東近江、甲賀、伊賀などの駅を設ける。
 京都の訴えは正論であり、多大な迷惑や損害を与えてまで時間短縮する必
要はない。小浜ルートは最悪は納得。
 奈良は世界遺産「古都奈良の文化財」に指定されており、京都より見どこ
ろが多いが、北陸から訪れた人は少ない。奈良からの二次交通が充実してお
り、工費を少なくするため、奈良を計画の終着駅とする。奈良−大阪間は工
費や工期が多大で関西が必要とするなら建設すればよい。
 米原から東海道新幹線乗換で京都駅まで約20分、新大阪駅まで約35分。
 奈良から京都駅まで近鉄特急で約35分、大阪難波駅まで約40分。



HP「北陸の私鉄」今日の壁紙


高岡古城公園中の島の築山のイロハモミジの紅葉 2024/11/25 撮影
1920 X 1080


今日の列車(万葉線)

新湊港線越ノ潟駅に到着する7071越ノ潟行き 2023/03/22 撮影
1920 X 1080


庄川水系境川 境川ダム湖 桂湖  富山県南砺市桂
2011/06/12 撮影 

半島部展望広場から開津橋
1920 X 1080


今日の植物

あいの風とやま鉄道滑川駅付近のハナニラとチューリップ
2015/04/22 撮影
1920 X 1080


北陸新幹線敦賀以西、詳細ルート決定持ち越し 
与党整備委、週内に再び会合
2024年12月19日  05:00
 与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)北陸新幹線敦賀・新
大阪間整備委員会は12月18日、東京・永田町の衆院議員会館で開き20
25年度中の敦賀以西の着工に必要な詳細ルートの決定を持ち越した。委員
の意見が割れたためで、週内に改めて会合を開いて議論する予定。

 冒頭を除き非公開で、終了後に報道各社の取材に応じた委員長の西田昌司
参院議員(自民・京都選挙区)は「委員からさまざまな意見が出て、決定す
ることはできなかった。今週中に再度集まって方向性を出したい」と強調し
た。県関係では自民の野上浩太郎参院議員が出席した。

 新駅を設置する京都府内では、地下トンネル工事による地下水への悪影響
や掘削で出る大量の土砂の処分地確保などに対する懸念が強い。整備委が1
2月上旬に行った関係者のヒアリングで、西脇隆俊府知事と松井孝治京都市
長は早期着工に慎重な姿勢を示した。委員の中には早期の着工を訴える声が
ある一方、拙速にならないようにすべきとの意見もある。

 敦賀以西の延伸区間は敦賀から福井県小浜市や京都市を通って新大阪に至
る。整備委は、京都新駅の位置が異なる詳細3案から年内に1案を絞り込み、
2025年度予算案に事業費を計上した上で、2025年度末までに着工し
たいとの意向だった。

 西田氏は「予算確保の見通しや着工時期について、今日答えられることは
ない」と述べるにとどめた。与党PTについても「整備委で決まらないと報
告できない」と、開催の見通しが立っていないと説明した。

 延伸区間を巡っては一部で、小浜市を通るルートの工期の長さや建設費の
高騰を踏まえ、かつて不採用となった敦賀から東海道新幹線の米原(滋賀県)
につなぐルートの再検討を求める動きがある。

石川の県議らがルート再考要望
 北陸新幹線が通る石川県の県議らが12月18日、国会内で石破茂首相と
面会し、敦賀―新大阪の延伸ルートを再考するよう求める要望書を提出した。

 小浜市を経由する現行の小浜ルートは、工期が当初試算より大幅に伸びて
いることなどが理由。首相は「要望は承った。熟慮する」と応じたという。

 要望書は、建設費の膨張にも触れ「実現性の乏しい計画を推し進めていく
ことは、多くの国民の納得を得られない」とした。石川県では工期と建設費
を減らせるとして、敦賀から東海道新幹線の米原につなぐ米原ルートを望む
声が出ており、これを含めて検討し直すよう訴えた。

詳細ルート決定に至らなかった整備委員会。週内に再び開くことになった
=衆院議員会館

北陸新幹線、小浜ルート「最悪」京都仏教会、
府知事に見直し要請
2024年12月19日  19:57
 北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪延伸を巡り、京都仏教会は12月1
9日、京都府を経る現行の小浜ルートについて「最悪のルートで、見直しが
是が非でも必要」と求めた申し入れ書を西脇隆俊府知事に提出した。

 申し入れ書は、最も大きな問題は工事による地下水の水位低下や汚染と指
摘。酒造りや京料理などにも影響が出ると訴えた。また寺院の地下を通り、
国宝や重要文化財への影響も危惧されるとした。計画は、自然を敬い共存す
べきとする仏教の教えからもかけ離れた「千年の愚行」と強調した。

 申し入れ書を手渡した京都仏教会の宮城泰年常務理事は「一石を投じ、先
の時代に役に立たなければいけないという思い。斟酌いただきたい」と主張。
西脇知事は「われわれも適切に、真摯に対応していく」と応じた。

 京都府酒造組合連合会も19日までに、酒の品質を大きく左右する地下水
に影響を及ぼさないルートになるよう求める要望書をまとめ、松井孝治京都
市長に提出。要望書で「ルートによっては、地下水脈の遮断、井戸の枯渇ま
で危惧される非常事態」と訴えている。

申し入れ書提出後、京都府の西脇隆俊知事(左)と話す京都仏教会の宮城泰
年常務理事=12月19日午後、府庁
記事・画像:北日本新聞から