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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙


射水市新湊地区の内川中の橋から中新橋と神楽橋 2024/11/13 撮影
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今日の列車(万葉線)

新湊港線越ノ潟駅に到着する7075越ノ潟行き 2023/03/22 撮影
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庄川水系境川 境川ダム湖 桂湖  富山県南砺市桂
2011/06/12 撮影 

半島部展望広場から開津谷方向
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今日の植物

あいの風とやま鉄道黒部駅花壇のチューリップ 2015/04/22 撮影
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高山線の経営移管軸に協議、富山市とJR西日本 
3案で財政負担最少と市試算
2024年12月18日  05:00
 富山市が、JR高山線(富山−猪谷)の運営形態変更に向け、経営移管を
軸にJR西日本と協議していることが12月17日、分かった。市は202
3年度から上下分離方式などを含めた3案の財政負担を試算。運営主体を移
管する案が最も負担が抑えられると見込んだ。全国的にローカル線の利用者
が減り、経営状況が悪化する中、運営形態を再構築することで持続可能な路
線としていきたい考えだ。(久保智洋)

 高山線は富山駅と岐阜駅を結ぶ。県内区間の富山−猪谷は36.kmでJR
西日本、猪谷−岐阜はJR東海が運行する。富山市内では旧5市町村を南北
に走る。

 市と県、JR西日本は2021年3月に活性化へのブラッシュアップ会議
を立ち上げ、2023年3月に利便性向上などの基本計画を策定した。運営
形態の変更を検討することも盛り込んだ。

 新たな形態として経営移管のほか、市が鉄道施設を保有して維持管理を担
い、JR側が運行する「上下分離方式」、JR側が鉄道施設を保有したまま
運行し、市が維持管理費を負担する「みなし上下分離方式」を想定。市が3
案の10年間の設備投資額やランニングコストなどをシミュレーションし、
経営移管が最も財政負担が少ないと試算した。

 市は運営形態の変更や利便性向上に向け、国の社会資本整備総合交付金を
活用する考え。沿線自治体が再構築実施計画を国に提出し、認められた場合
に交付される。JR側からの協力金も念頭に入れており、その金額次第では、
他の運営形態になる可能性も残っている。

 交通事業者に経営移管する場合は、あいの風とやま鉄道が候補の一つにな
るとみられる。移管先を新たに設立する会社にするかなども含めて話し合い、
最終的な結論を出す方針。

 県内の鉄道線を巡っては、JR城端線・氷見線が2029年をめどに、あ
いの風とやま鉄道に経営移管する。JR西日本は協力金150億円を拠出す
る。富山地方鉄道は、県と沿線7市町村が維持・活性化への議論を始めてい
る。

記事・画像:北日本新聞から