2024/12/03
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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

高岡市万葉歴史館前から剱岳の初冠雪 急峻なため谷筋に少し雪
煙は万葉線六渡寺駅近くのJFEミネラルの工場から 2024/11/09 撮影
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今日の列車(万葉線)

新湊港線中新湊駅を発車したMLRV1004越ノ潟行き 2023/02/22
撮影
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庄川水系境川 境川ダム湖 桂湖 富山県南砺市桂
2011/06/12 撮影

堰堤から境川ダム桂湖半島部展望広場
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今日の植物

高岡古城公園護国神社の椿 2015/04/09 撮影
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今季一部開通の黒部峡谷鉄道、乗降客4%減
50万6050人 訪日客は最多8万3000人
2024年12月1日 00:22
黒部峡谷鉄道(黒部市)は11月30日、トロッコ電車の今シーズン(4
月中旬〜11月)の営業運転を終えた。今年は元日の能登半島地震の影響で
シーズンを通して全線開通できず、年間乗降客数は昨年を約4%下回る50
万6050人(速報値)だった。一方、円安を背景に外国人観光客が増え、
乗降客のうち外国人は8万3千人で過去最多となった。
元日の地震によりトロッコ電車が通る鐘釣(かねつり)橋が落石で損傷。
今シーズンは4月19日に営業運転を始め、運行距離を順次延ばしたが終点
の欅平(けやきだいら)駅には行けず、鐘釣橋手前の猫又駅での折り返し運
行となった。シーズンを通して全線開通できなかったのは1971年の創業
以来初めて。
修復工事の終了時期や全線開通の時期は未定で、欅平駅を起点とする黒部
宇奈月キャニオンルートの一般開放も延期されている。
同社によると、年間乗降客数はコロナ禍の2020年に過去最低の25万
5千人となり、その後は回復傾向だったが、今年は昨年の52万8千人を下
回った。特に夏の行楽時期の利用が落ち込んだ。
ただ、10月から猫又駅に臨時ホームを設け乗り降りできるようにしたこ
とや、紅葉が長く続いたことで、10、11月の乗降客数はコロナ禍前の2
019年を上回った。シーズン全体を通して台湾や韓国からの観光客が多く、
外国人の乗降客数は昨年より約7%増えた。
今季の営業終了、女将ら最終列車を見送る
最終日の30日は宇奈月駅で式典があり、鈴木俊茂社長が「冬にもイベン
トを予定しており、年間を通じて満足してもらえるトロッコ電車を目指す」
とあいさつした。社長や社員、宇奈月温泉の女将らがホームに並び、最終列
車の乗客を手を振って見送った。

最終列車の乗客を見送る女将=黒部峡谷鉄道宇奈月駅
記事・画像:北日本新聞から