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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙


高岡古城公園三の丸の梅林−体育館間の紅葉     2023/11/22 撮影
1920 X 1080


今日の列車(富山地方鉄道線)

稲荷町駅を発車した17480形宇奈月温泉行き 2022/06/01 撮影
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木曽川水系木曽川 大井ダム湖 恵那峡  ダム湖100選
2010/12/05 撮影 

遊覧船から恵那峡左岸
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今日の植物

豪農の館 内山邸(富山県民会館分館)の白梅 2015/03/31 撮影
1920 X 1080


魚津水族館、富山の海と歩み111年  現存する日本最古
の水族館、ホタルイカなど発光生物研究
2024年11月28日  05:00
 111年前に創立された富山県魚津市三ケの「魚津水族館」は、現存する
日本最古の水族館として知られる。北アルプスの源流から富山湾の深海に生
息する生物など多様な展示を楽しめ、統計の残る1981年の2回目の再建
以降、今年4月に来場者数が累計800万人を超えた。ホタルイカをはじめ
とした発光生物の研究拠点としても有名で、後にノーベル賞を受賞した学者
も訪れた。

 北陸線全線開通の記念行事会場として1913年に開館。当時、日本海側
初の水族館だった。太平洋戦争中の電力・資材不足、財政負担もあり194
4年の閉館後に取り壊された。1954年に再建され、その後、2度目の建
て替えを経て現在の建物は3代目。

 展示では北アルプスから富山湾の深海に至る高低差約4000mの環境を
観察できる。入館すると、富山の急流河川や湧水帯を再現した水槽があり、
飼育員が実際の生息地で採集したオオヨシノボリ、カンキョウカジカなどが
来館者を出迎える。

 田んぼや海岸をテーマにした水槽の先に広がるのは、大型の魚が遊泳する
「富山湾大水槽」。先駆けて導入した透明の水中トンネルがあり、群れで泳
ぐブリなどを下から眺め、迫力満点に楽しめる。

 富山湾の生物研究も盛んに行われてきた。発光生物が定期的に取れる地域
は世界でも珍しく、ホタルイカの漁場が近い同館には国内外から多くの研究
者が訪れる。緑色蛍光タンパク質(GFP)をクラゲから発見し、ノーベル
化学賞を受賞した故下村脩氏は、同館でウミサボテンの研究に取り組んだと
いう。現在はホタルイカの養殖を目指し、生態の研究も進められている。

 不破光大学芸員(45)は「研究の成果や意義を身近に展示できるのも強
みの一つ。子どもから大人まで楽しめる作りになっているので、多くの人に
来場してほしい」と話した。

「富山湾大水槽」の水中トンネル=富山県魚津市の魚津水族館


1913年に開館した初代の魚津水族館(同館提供)

富山湾で捕獲、南方系の珍魚3種登場 魚津水族館
2024年11月27日 22:51
 富山湾で捕獲された「ソウシハギ」と「イシガキフグ」、「アミモンガラ」
の3種の展示が11月27日、魚津水族館(魚津市三ケ)で始まった。いず
れも南方に生息する魚で、富山湾で捕獲されるのは珍しいという。

 ソウシハギは体長約50cmで、10月に新湊沖で見つかった。尾びれが
長く体に水色の虫食い模様と黒い斑点が散在する。同館では約11年ぶりの
展示となる。

 体の短いとげと黒い斑点が特徴のイシガキフグは、2匹展示する。10、
11月に新湊沖、糸魚川沖でそれぞれ捕獲。体長約30cmで富山湾産の展
示は約4年ぶり。

 アミモンガラは11月に新湊沖で発見された。体長約25センチで青色の
体に白い斑点がある。展示は約6年ぶり。

 ソウシハギは2階の富山湾大水槽、イシガキフグとアミモンガラは同階表
層生物コーナーに展示されている。

水色の波のような模様と黒い斑点が特徴のソウシハギ


体に短いとげと黒い斑点があるイシガキフグ


青色の体に白い斑点があるアミモンガラ
記事・画像:北日本新聞から