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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙


高岡おとぎの森公園の薔薇 ブラックティー 2024/05/25 撮影
1920 X 1080


今日の列車(JR西日本北陸本線)

北鯖江駅に到着する521系G28編成1243Mワンマン福井行き
2018/10/21 撮影
1920 X 1080


今日のダム湖 

岐阜県下呂市金山町卯野原の水資源機構岩屋ダム湖 右岸から堰堤
2010/08/02 撮影
1920 X 1080


今日の植物

高岡おとぎの森公園の薔薇 アイスバーグ 2014/05/29 撮影
1920 X 1080


舟橋村の白岩川に架かる橋、所有者は誰? 無点検・
老朽化で崩落の恐れ、自治体は対応に苦慮
2024年8月7日  05:00
 舟橋村の白岩川に架かる所有者不明の橋に、村や県が頭を悩ませている。
完成から60年がたっているとみられるが、定期的な点検を受けておらず、
老朽化で崩落の恐れもあるという。村は撤去を視野に所有者の特定を急ぐ。
ただ、撤去の方法や費用面の課題があり、一筋縄ではいかなそうだ。
(倉谷亘)

 橋は舟橋村舟橋にあり、鉄筋コンクリート製で、長さ80メートル以上、
幅約4メートル。村によると、この規模の橋で所有者が分からないのは珍し
いという。

 村や川を管理する県が危惧するのは、橋の崩落によってけが人が出たり、
川がせき止められて水害のリスクが高まったりすることだ。橋は改正道路法
で管理者による5年に1度の点検が義務付けられているが、この橋は点検を
受けていないとみられる。

 同村の田中勝生活環境課長は「村による管理は難しい。危険物として壊す
しかない」との認識を示す。撤去する場合、所有者と方法や費用負担などで
協議が必要。村は所有者の把握に向け、橋が架けられた経緯などを調査して
いる。

 村の元教育長で、橋の近くに農地を持っていた塩原勝さん(85)は橋に
ついて「白岩川の治水工事で分断された農地に向かうために造られた農道橋
だ」と説明する。

 村史などによると、1908(明治41)年に蛇行していた白岩川を直線
にする改修工事を実施。その際、舟橋村舟橋の農地が分断された。

 塩原さんは、対岸の農地に行くため、60年代に県や村に橋の建設を嘆願
し、橋が架けられたと振り返る。県や村、住民の3者のうち最終的に誰が設
置者になったかは不明。対岸の農地は現在、舟橋変電所になっており、利用
者は少ない。

 県と村は住民らに話を聞き、所有者を特定したいとしている。両者は過去
に、この橋の管理などについて協議したが、管理費や管理責任などの課題が
あり、対応は先送りになっている。

 今回、所有者が判明しても、撤去する場合の費用負担の在り方などを巡り、
協議は難航が予想される。田中課長は「この機会を逃さず、しっかり話し合
って管理者を決めて処分を考えたい」と語る。渡辺光村長は9月の村議会で、
調査経過などを報告する方針という。

白岩川に架かる管理者不明の橋=舟橋村舟橋

記事・画像:北日本新聞から


県道15号線交益橋から下流側に問題の橋  右は北陸送配電舟橋変電所
画像:Googlestreetから