2024/08/05
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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙
射水市の富山県営渡船越の潟発着場から北陸電力富山新港火力発電所
2019/08/04 撮影
1920 X 1080
今日の列車(JR西日本北陸本線)
北鯖江駅を通過する683系サンダーバード17号金沢行き
2018/10/21 撮影
1920 X 1080
今日のダム湖
珠岐阜県下呂市金山町卯野原の水資源機構岩屋ダム湖
堰堤から取水設備側
2010/08/02 撮影
1920 X 1080
今日の植物
高岡おとぎの森公園の薔薇 ロージーカーペット 2014/05/29 撮影
1920 X 1080
富山県内バス会社、産業観光の魅力アピール
バス製造工場やアパレル…コロナ後の個人客に照準
2024年8月2日 05:00
新型コロナウイルス禍を契機に旅行スタイルが団体から個人にシフトする中、
県内のバス会社は産業観光をテーマにしたツアーに力を入れている。観光地
を巡るツアーとは一線を画したユニークな内容で、予約の受付当日に完売す
る商品もある。(近江龍一郎)
中部観光(富山市黒崎、佐々木弘社長)が8月28日に行うバス製造工場
の日帰り見学ツアー(大人9千円、小中高生6千円)は募集開始当日に定員
35人が埋まった。大半が県外からの申し込みで、長崎県から参加する男性
もいる。訪問する三菱ふそうバス製造(同市婦中町道場)と、ジェイ・バス
(石川県小松市)は国内の観光バス製造を一手に担っており、バスファンに
とって憧れの場所となっている。
フォロワー数急増
バス関連施設の見学ツアーは2021年にスタート。富山県内にバス製造
に関係する会社や工場が集まっていることに着目した山崎翔一郎取締役部長
が企画した。「富山県バス聖地化プロジェクト」と銘打ち、今回が3回目と
なる。過去2回は広告宣伝を控えていたこともあり、定員が埋まらなかった
が、バス好きの間で評判を呼び、同社の交流サイト(SNS)のフォロワー
は、ツアーを機に3倍の約1300に急増。ツアーに協力した会社の知名度
も上がり、売り上げ以上の効果があった。参加者の満足度も高くリピーター
は3割近い。
コロナ禍で旅行の個人化、小グループ化が進む。スマートフォンを使えば、
旅行会社に頼らずとも個人でサービスや食事を手配できるようになったこと
が大きい。山崎部長によると、これからのツアーに求められるのは、従来型
の観光地巡りではなく、「特別な体験」、そして「旅先での出会い」だとい
う。「そのツアーに参加すれば、何ができて誰に会えるのか。そういう部分
に価値を見いだす人が増えた」と説明する。
製造業が盛んな県内では、見学者を受け入れる工場・施設が多い。県も補
助金制度を設け、産業観光に取り組む企業を支援している。山崎部長は「集
客力のある観光地が少ない富山で、産業観光はまだまだ掘り起こす余地があ
り、将来性を感じている」と期待する
2021年に中部観光が富山日野自動車で実施したバス製造工場見学ツアー
世界レベル
一方、イルカ交通(高岡市二塚、西村寛社長)は9月、本格的な産業観光
ツアーを初めて実施する。県西部のものづくりの現場を巡る日帰りバスツア
ーで、価格は1人1万5500円。能作(同市オフィスパーク)、若鶴三郎
丸蒸留所(砺波市三郎丸)などを訪れる。
このうちスポーツウエアなどを手がけるミヤモリ(小矢部市)は、生産工
程で発生する布の端材を使って開発した鉛筆「服の鉛筆」が昨年の「日本文
具大賞」で優秀賞を受賞した。普段立ち入ることのできない工場を、今回特
別に開放する。「富山のものづくりは世界レベル。そのことを知る良い機会
になれば」と意気込む西村社長。第2弾のツアーも検討している。
記事・画像:北日本新聞から
バス製造工場の日帰り見学ツアーの案内ページから 画像:中部観光から
画面左の三菱製バスではジェイ・バスへ行けないので中部観光の車庫で
日野製バスに乗り換えることになっている。三菱エアロキングで工場内を
移動するのはバスファンへのサービスか。
広い工場の見学の場合、乗ってきたバスを駐車場に駐めて、小型バスに
乗り換えて回る場合が多い。
イルカ交通観光バス ジェイ・バス小松製
小牧ダム定期船乗船場