2024/07/24
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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙
高岡おとぎの森公園の薔薇 オールドローズ マイカイ 2024/05/25
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今日の列車(高岡−射水LRT万葉線)
万葉線庄川橋梁を渡る7075越ノ潟行き 2022/06/09 撮影
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今日のダム湖
下呂市金山町岩瀬にある中部電力馬瀬川第二ダム湖 堰堤からダム湖
2010/08/02 撮影
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今日の植物
能美市九谷陶芸村のヒラドツツジ 2014/05/06 撮影
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第三セクター鉄道9割経常赤字 2023年度
燃料費・老朽化が重荷
2024年7月24日 05:00
国41社の第三セクターの鉄道会社が加盟する第三セクター鉄道等協議会
(東京)が7月23日までにまとめた2023年度決算は、通常の事業活動
で発生した損益を示す経常損益が9割の37社で赤字だった。利用客は3年
連続で回復したものの新型コロナウイルス禍前に及ばず、燃料費高騰と施設
の老朽化に伴う維持管理費の負担が大きい。土砂崩れなどの災害復旧費も重
なり、経営の苦境が続く。
全体の経常赤字額は前年度比39.3%減の86億269万円。輸送実績
がある中で最大赤字は、熊本県八代市と鹿児島県薩摩川内市を結ぶ「肥薩お
れんじ鉄道」(熊本)の8億7913万円だった。九州新幹線開業に伴い在
来線を引き継いで以降、20年続けて赤字だ。
鉄道施設保有会社の「北近畿タンゴ鉄道」(京都)を除く40社の合計輸
送人員は延べ8584万人で6.9%伸びた。ただコロナ前の2018年度
より10.8%少ない。
4路線を運営する「平成筑豊鉄道」(福岡)は、本業のもうけを示す営業
損益も27年連続の赤字を計上した。経営が好転する見通しが立たず、7月
に地元9市町村に対し地域公共交通活性化再生法に基づき、公共交通の在り
方を議論する法定協議会設置を要請した。
同社の試算では、JR九州から引き継いだ3路線を今後30年維持すると、
管理コストの高止まりで10億円程度の赤字が毎年発生。2026年度以降
は現状の3倍以上の助成金を求めることになる。
河合賢一社長は「住民の足を確保するため白紙からの話し合いが必要だ」と
訴える。バス転換も選択肢となりそうだ。
大雨や台風といった災害の対策費も課題だ。「松浦鉄道」(長崎)の一般
修繕費は前年度比18.1%増の3328万円。今里晴樹社長は「老朽化に
加え、災害の大型化や集中化で費用が年々増えている」と語る。
協議会は全国的な激甚災害の増加で三セク鉄道の経費が膨らんでいるとみる。
大半の三セク鉄道は自治体からの補助金により運営費を捻出しているのが
実態だ。利益の積み上げである繰越利益剰余金がマイナスなのも珍しくない。
2023年度に経常黒字を確保した4社のうち「南阿蘇鉄道」(熊本)は
2016年の熊本地震の被災から2023年7月に全線で再開。自治体が線
路や駅舎を保有し、南阿蘇鉄道が運行を担う「上下分離」方式で再スタート
を切った。
「三陸鉄道」(岩手)や「若桜鉄道」(鳥取)など他5社も同様の上下分
離で運営するが、経常黒字だったのは「信楽高原鉄道」(滋賀)だけ。協議
会の高橋正人事務局長は「負担が軽減されるのは確かだが、経営状況は厳し
い」と指摘している。
九州新幹線(上)の部分開業に伴い、JR九州からの経営分離で発足した
肥薩おれんじ鉄道=3月、熊本県水俣市
記事・画像:北日本新聞から
あいの風とやま鉄道、全国の第三セクター41社で黒字
最大 乗客回復・運賃改定
2024年7月24日 05:00
全国の第三セクターの鉄道会社41社の2023年度決算で、経常黒字額
が最も大きかったのは、あいの風とやま鉄道(富山市、伍嶋二美男社長)で
9793万円だった。41社が加盟する第三セクター鉄道等協議会(東京)
の7月23日までのまとめで分かった。経常黒字を確保したのは4社のみだ
った。
あいの風とやま鉄道は、新型コロナウイルスの影響で利用者数の減少が続
き、2022年度は1億7600万円の経常損失を計上していた。
2023年度は利用者数の回復や運賃改定などで収入が増え、2015年
度以来8年ぶりに黒字転換した。純利益は2022年度比約18倍の2億1
00万円で、開業した2014年度以来最大の黒字額だった。
他に経常黒字を確保したのは3社で、智頭急行(鳥取)が8460万円、
南阿蘇鉄道(熊本)が1889万円、信楽高原鉄道(滋賀)が152万円だ
った。 記事:北日本新聞から
あいの風とやま鉄道富山駅
あいの風とやま鉄道の列車 富山駅