2024/06/17
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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙
自宅庭に咲くアルストロメリア 園芸品種
2024/05/ 22撮影
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今日の列車(富山市内電車)
富山駅を発車した7013大学前行き 2018/01/05 撮影
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今日のダム湖
福井県営広野ダム湖 岩谷橋から上流側 2010/06/05 撮影
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今日の植物
高岡おとぎの森公園の薔薇 ゴールドバニー 2013/11/08 撮影
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運転手不足、AIが支援 県内コミュニティーバス
予約状況から最適ルート選択
2024年6月17日 05:00
県内でバス運転手不足が深刻化する中、コミュニティーバスの維持に向け、
人工知能(AI)などデジタル技術を活用する動きが広がっている。複数の
自治体が、固定のダイヤやルートを設けず、AIが予約状況から最適なルー
トを割り出す方式を導入。住民の利用は好調という。運転手の時間外労働
(残業)の規制が強化される中、人手不足を解消し、生活の足を守る手段と
して活用がさらに進みそうだ。(新井翔大)
射水市は、運転手不足の中で住民の利便性を確保するため、小杉駅を含む
南東地域で予約制のAIオンデマンドバス「のるーと射水」を導入。地域内
の約100カ所の停留所から乗降地を選び、専用アプリや通信アプリLIN
E(ライン)で予約する。日中は電話でも受け付ける。
2023年10月から実証実験を実施。利用者へのアンケートで9割以上
が「満足」と回答し、好評だったため、2024年3月に本格運行を始めた。
利用は好調といい、春木久志生活安全課長は「幅広い年代で利用者が増えて
いる」と語る。
運行を担うバス会社は歓迎する。のるーと射水を他の会社と共同で運行し
ているエムアールテクノ(高岡市)の河上雅秋管理部課長は「4月から運転
手の残業規制が強化され、従来の定時定路線ではダイヤの維持が難しかった」
と明かす。導入後は運転手の勤務シフトが調整しやすくなり、規制強化後も
同じ人数でやりくりできているという。さらに、車両が小型になったことで
燃料費が3分の1以下になり、メンテナンスの費用も抑えられた。
射水市は運転手不足により6月17日から北東地域などでコミュニティー
バス8路線で1日26便を運休する。同地域では9月から、のるーと射水の
実証実験を予定。従来のコミュニティーバスの代替策として今後も導入が進
む見込みだ。
富山市は4月、大山地域で同様のAIオンデマンドバス「あいのり大山」
を導入した。4月の利用者は168人で、コロナ前の2019年から約2割
増加。その後も利用者は増えているといい、高田興真交通政策課長は「今後、
地域主体の自主運行バスでも導入できないか検討している」と話す。
AIオンデマンドバス「のるーと射水」に乗り込む乗客=小杉駅
記事・画像:北日本新聞から
のるーと射水
https://www.knowroute-imizu.jp/