2024/06/14  12:20   更新時天気  晴れ 気温  29.2℃

HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

射水市 海老江海浜公園から剱岳          2024/05/11 撮影
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今日の列車(富山市内電車)

富山駅に到着する8002南富山駅前行き 2018/01/05 撮影
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今日のダム湖 

福井県営広野ダム湖 ふるさと公園から日野川上流方向 2010/06/05 撮影
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今日の植物

高岡おとぎの森公園の薔薇 ツル・ゴールドバニー  2013/11/08 撮影
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郵便苦境 脱出見通せず 手紙・はがき 10月値上げ
2024/06/14
 郵便離れが止まらない。日本郵便が大幅な郵便料金の引き上げに踏み切っ
たのは、赤字の事業を立て直すのが狙いだが、値上げによってさらに郵便物
が減り、経営が一段と悪化する「負のスパイラル」に陥る懸念がつきまとう。
全国をカバーする配達網の維持には収支の改善が必要だが、苦境を脱する見
通しは立たず、早くも再値上げの可能性がちらつく。

20年で半減
 「郵便のユニバーサルサービス(全国一律)を安定的に維持していくため、
ご理解をお願いしたい」。オンラインで6月13日記者会見した日本郵便の
斎藤貴執行役員は苦渋の表情で語った。10月以降の再値上げの可能性を問
われると「決まっていることばない」と回答。「その年度の収支状況やお客
さまの利用状況を見ながら判断していく」と述べるにとどまった。

 背景には、インターネットの普及で電子メールや交流サイト(SNS)の利
用が広まったことがある。ピークの2001年度には263億通だった郵便
物は、2023年度には136億通となり約20年でほぼ半減した。かつて
は「ドル箱」と呼ばれた年賀状の発行枚数も、ピークの2004年用の44
億5936万枚から2024年用は14億4000万枚まで激減。高齢者の
間では「年賀状じまい」も広がっている。その一方で、人件費や燃料費の高
騰によるコスト増が経営を圧迫。出口の見えない苦境が続く。

一時しのぎ
 今回の値上げで郵便事業の業績は一息つくことになるが、あくまで一時し
のぎに過ぎないとの見方も強い。東京都の30代の女性会社員は「まさか
(手紙が)110円まで上がるなんて。ますます送る人が少なくなるのでは
ないか」と心配する。

利用減り経営悪化も
 総務省が値上げの方針を諮問した昨年12月の審議会でも郵便事業は20
25年度にいったん67億円の黒字に浮上するが2026年度に再び400
億円の赤字に沈み、以降は赤字幅が拡大していくとの試算が示されている。
総務省幹部から「今回の見直しは必要最小限。今後は従来より短期間に再度
の見直しを行うことも念頭にやっていく」との発言もあった。

 日本郵便はユニバーサルサービスを維持するため、これまで手紙やはがき
といった郵便物の土曜日配達を廃止するなど、コストと顧客の利便性をてん
びんにかけながら業務効率化を進めてきた。ただ個人や企業の間のやりとり
がSNSなどに置き換えられていく傾向は今後も続くとみられ、抜本的な収
益改善策を打ち出せない限り、再度の値上げが現実味を帯びてくることにな
りそうだ。

記事・画像:北日本新聞から


2025年を最後に紙による年賀状廃止

 もはや郵便は通信手段ではなくなっている。土曜配達と翌日配達の廃止で
木曜日に投函すると月曜日の配達となる。値上げより、サービス低下が著し
いので、郵便はどうしても、他の手段がない場合を除いて利用しないことに
する。最後の年賀状にはLINEのQRコードを印刷して親しい人に送るこ
とにする。

 OB会の支部事務局をしているが、会員に出す書類総てにLINEのQR
コードを印刷して登録をお願いしている。今まで40名中19名に登録して
もらった。